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本日から二日間、博多天神で会社説明会を開催する。SVTの採用に対する基本スタンスは理念やビジョンに対する共鳴なので、必ず私が直接行ってお話をする。
情報技術がこれだけ発達した時代ではあるが、直接会わなければ伝わらないこともある。内容だけ伝えるなら、HPに掲載すれば良いのだが、共に仕事をすると言う人生の重大事項を決めるには、「何が話されたか」よりも「誰が話したか」が重要になる。
弊社には私に負けず劣らず理想に対する膨大な情熱を有するメンバーが多い。それぞれの経験によるレベルはあるとしても、強い想いはひけをとらない。恐らく10人のメンバーに聞けば、10通りのSVT像が得られるのだろうが、その柱たる意志、揺らぎの無い意志を伝えるのは、発起者である私の義務だ。
「誰が話したか」とは、私に会長という立場があるので、ありがたがって欲しい訳ではない。大事なのは全メンバーが常に基準とする、会社の理念、会社の理想を揺らぎなく持っている人間が、その思いの丈をあるがままに伝える事だ。この場合の「誰・・・」とは立場のある人ではなく、その理想が本気かどうかの信頼性を確かめられる人のことだ。良いビジョンや理念を掲げていても、それが本気なのかどうかの判断は信頼度で決まる。これはそれを提唱する人間に直接合わないと分からない。だから、私を見てもらい、私の話を聞いてもらい、信頼するに足ると思えば、我々の理想を受け入れてくれればよい。口先だと思えばノーを出せば良い。
話は逸れるが、会社における役職はその性能において役割分担をしているだけであって、偉い偉くないというものではない。会社を良くしたい、会社を伸ばしたいというスタンスの上では皆平等だ。
SVTでは私の呼ばれ方は様々だ。「会長」と呼ぶメンバーもいれば、「篠田さん」と呼ぶ人もいる。この辺りに対しては無頓着なので、好みに任せている。何故無頓着なのかといえば、変な権威付けをして、その上に既得権者があぐらをかく様な組織にしたくないからだ。私は私自身の人格と性能によってリーダーシップを取る。この部分が駄目ならメンバーが去るか、別の人間が会社を統べるようになる。
多くの人と共同しビジネスを進めるために、周囲が信頼する人格を行動や発言によって示さなければいけない。また、戦場においてトップが無能な事は、それ自体が罪悪だ。
この事は私のみならず、SVTの全リーダーに要求している。
よって、弊社の取締役も大体「さん付け」で呼ばれている。PMも「さん付け」だ。別にフランクな会社を演出している訳ではない。その様なメンバーに媚びを売るようなアプローチも軟弱で嫌いだ。ただ、自然に今の関係が出来て、我々らしさに落ち着いているので良い感じではある。
話を戻す。
我々の理想は、技術立国日本を支える新しいエンジニア像を確立することだ。作業者として低所得で、重労働な現在のエンジニアのあり方を変えなければ、ハイテクを支える日本の最重要分野で人材が枯渇する。それは同時に日本の国力の低下を意味し、豊かで世界に貢献できる日本の消滅を招く。
インドにも中国にも優秀な人材は山ほどいる。インド人のプログラミング能力は驚愕の一言につきる。また、中国のエンジニアの大多数は日本語の読み書きが出来る。日本語を話せる人材も多い。母国語以外の言語を駆使し普通に開発をしている。当然技術力も一定水準にある。その努力や執着心の量はほとんどの日本人エンジニアの及ぶところではない。
これらの人材と作業力で戦って日本人の優位性を立証できる人がいるだろうか?水が高所から低所に流れる様に、我々が取り組んできた仕事は海外に流出する。
日本のエンジニアが彼らと一線を画するには、彼らと違う土俵で戦う必要がある。日本のエンジニアは作業者ではなく、ビジネスの上流に位置し、マーケティングからアカウンティングまで加味して、新しいビジネスをマネージしていかなければならない。そして、そのビジネスを具現化する為に、海外の優秀な仲間と連携をしていくのだ。ボーダレス化が進む次の世代において、日本が現状の国力を持ち続けるには、日本でしか出来ない、日本が圧倒的に強い分野が必要なのだ。
何人もの外国人のエンジニアや経営者にお会いして、また、日本の過去の歴史から勘案しても、製品をコンセプトから考え高品質に仕上げる所まで煮詰めるポジションなら世界をリードしていけるとの結論に達した。その為には日本のエンジニアが諸外国のエンジニアと同じように作業力を競ってはならない。30歳近辺を境にビジネスを起案し作り上げる仕事にシフトしなければならないのだ。
この道は決して楽ではない。今までの技術習得の上にビジネススキルの習得を乗せなければいけないからだ。しかし、これを覚悟して歩みを進めなければ、将来にははるかに厳しい現実が待っている。強い決意と、しぶとい努力によって一人ずつこのエンジニア像を実現して欲しい。
これがSVTの基本的なスタンスだ。その為に取り組んでいる日本発の全く新しい組織制度や、海外と連携したビジネスモデルなどもあるが、あくまでもその根本はエンジニアの革新、業界の革新を実現するということだ。
我々がやらなければ日本の未来はない。そくらいの意気込みで自分の人生を仕事につ費やさなければ生きている価値がない。結果、成功するか失敗するか、そこまでの貢献が社会に出来るかは、100年後に聞いて欲しい。多分私はこの世にいないが・・・。
この様な基本的な方針に共鳴して頂き、自分のビジョンと一致し進めるなら共に頑張ろうというのが、面接におけるシンプルな内容である。
SVTのメンバーは利害によって結ばれた仲間ではない。ビジネスはプロフィットをコミットしながら進めなければいけないのがルールだが、その世界において利害を超えてつながっているので他社に真似出来ない強さがあるのだと思う。まあ、正当に取れる金は各人ガッツリと稼いでもらう。これは否定するものではく、私自信も公言できる収入は最大限に取りたい。
よく、弊社のメンバーの増え具合を聞き及んで、「どうやったらそんなに採用できるんですか?」と同業界の経営者に尋ねられる。これに関しては業界の仲間に対して無償でアドバイスもする。最初は皆あまり理解できない。採用手段という技を聞きたがるからだ。我々は技によって増殖した組織ではない。理念の共有によって成長した組織なのだ。だから、他者が外形だけ真似して同じ様な結果を期待するのは不可能だ。
答えは自分たちの仕事に意志を込めろという事になる。自分たちの実現する未来に誇りを持てと言う事になる。自分たちしか出来ない使命を自らのビジネスの中に見いだせということになるのだ。だから、なかなか答えづらいし、理解してもらうのも難しいが、このまま伝えさせて頂く。
今回は基本的な話になったが、ベースなので繰り返し述べたい。これが変わってもおかしな話なので、必然的に繰り返し述べてしまう。
再三言うがこの様な暑苦しい企業である。青天井の自由と、ビジネスの緊張感と極限まで味わえる環境ではあるが、気軽に入社されても困る。
自分の人生を変えなければならないと、決意した方は是非SVTの門をたたいて欲しい。現状のエンジニアの未来像や、業界のあり方に疑問を持つ方がいらっしゃれば、共に改革を実現していこう。