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四月から新たに二名のPM(プロジェクトマネージャー)が誕生し、総勢11チームの体制で、新しい年度を迎える。PMとして問われる責任は大きいが、それを背負いきり、ビジネスの世界での自由を謳歌して欲しい。
話は変わるが、先週中国のパートナーが建設していた本社ビルが完成したという事で竣工式に出席させて頂いた。場所は中国の杭州だ。一棟目が完成し、後に二棟目も建設するらしいが、全てが完成すると五千人体制で開発する環境が出来上がる。
竣工式には、名だたる日本企業が参列していた。中国政府の要人達も多く参加されていた。これだけのメンバーをよく集めたものだと思う。
五千人を収容する自社ビルを創業十年足らずで建てる手腕は敬服に値する。巨大なビルと、爆竹や花火を使った中国らしい派手な竣工式を見ながら、パートナー企業の歩みに想いをめぐらす。
恐らく、日本をマーケットと定め設立された中国のIT企業は星の数ほどあっただろう。中国の人的資源を背景とし、また漢字文化という共通点を活かした日本語対応力の高さを武器とし日本市場を狙うのは当然の流れだ。
しかし、新しいビジネスモデルが簡単に成立する訳もなく、草創期には失敗の事例が量産された。その経験からか海外の方と連携し開発することを嫌うエンジニアは非常に多い。
泡沫の様に多くのIT系企業が消えていったことは想像に難くない。その中で、中国のパートナーがここまで漕ぎ着けたのは、時代背景や運が良かった訳ではなく、あくまでも企業力による。企業の手腕による。
儲かりそうな分野、伸びそうな市場には多くの企業が殺到する。その全ての財布を満たすことは不可能なので、他社を圧倒する手腕が必要となる。その手腕を持った企業だけが、生き残り時代背景を利して伸び上がる。
逆に競争が少ない分野であれば、その事業モデルを周知させる為の手腕が必要である。イメージ出来ない物に、人間はお金を出さない。周知されていない商品、周知されていないサービスでは、使用している姿をクライアントはイメージ出来ない。その状況下で購買意欲を湧き上がらせる手腕が必要になる。
儲かりそうなアイディアを得意げに披露する素人もいるが、アイディアなどはどこまで作り込んでいようが、所詮アイディアに過ぎない。実行する手腕とセットでなければ、ビジネスの成否や、価値を語ることは出来ない。
運やタイミングは利することは出来るが、勝ち残るにはいずれにしろ手腕が必要なのだ。
中国のパートナーも、日本のSIerとの区別化に成功し、同じ中国のSIerとの競争の中でビジネスモデルを作り込み、人材を育て今に至ったのだと思う。
私が中国で目にした物は、巨大なビルディングではない。執着心を持ち、工夫を繰り返し、多くの危機や苦痛を乗り越え、仲間達の力を結集して他社を圧倒し成功を収めた人達の歴史と想念が凝縮した塊を見たのだ。
まだまだ中国のパートナーもこれから伸び上がるには多くの課題を克服しなければならないだろう。逆にその課題が無いのなら、我々が手を組む余地も無い。また、既に巨大になりすぎ、アグレッシブにビジネスを仕掛けないのなら、やはり我々は手を組めない。
HWSも来期は全く別の姿の企業へと変貌を遂げさせるつもりだ。我々も、自身の繁栄と成功を持ってして、自分たちの想いを世に示さなければならない。その為には尋常一様な企業像に落ち着くわけにはいかない。強烈な個性、圧倒的な手腕を持ってして、他社が真似できない存在へと進むのだ。
そのお互いの前進の中で、必然としてパートナーシップが組める仲間達の輪を世界に広められたら幸せである。