| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
先日、週刊ダイヤモンドの元編集長とお話する機会があった。千人を超す経営者にインタビューしてきた強者だけに、話題は豊富だ。経営者の判断基準やスタンスについて、独自の見解を育まれているように感じた。
話は多岐に渡ったが、基本的には奇をてらったような話はなく、経営の王道についてお話をされていた。その中で印象に残っているのは、他の経営者の分析の話よりも、ご本人が実際に経営に当たられていた時の話だ。
立場上、儲かりそうな話は定期的に舞い込んで来る。その中で、新しい企画を推進するかどうかの自分への戒めについて語られていた。
確かに、美味しそうな話は世間に転がっている。玉石混合と言うよりは、99%石だ。儲かりそうな話が、自分の力で加工せずに収益を生むことはありえない。誰かの儲けの為に踊らされるのが関の山だ。
しかし、社内からの企画や、上手くオペレーションすればそれなりの収益になりそうな話は無くもない。自分がかなり汗を掻かなくては収益化しないものにはリアリティがある。明らかな石は捨てるにしろ、磨けば玉になる可能性がある事に取り組むかどうかは悩むところだ。
まあ、世間では明らかな石に、ダボハゼ宜しく飛びつく経営者も少なくない。何かのテコで一時的に資金を掴んではいるが、自分でその収益を生み出す仕組みを立ち上げマネージ出来ない人間は、他力をあてにし資金をつぎ込むしか出来ることが無いからだ。その資金にも、限りがあるのだが。挑戦とは、額に汗し強い意志とエネルギーでリスクを乗り越える事なのだが、強い意志も額の汗も無い浪費を挑戦と勘違いしている経営者も何人か見てきた。
話を戻す。
週刊ダイヤモンドの元編集長の基準は、どんなに儲かりそうな話でも、その事業を仕上げる人間がいなければ諦めると言うものだ。ある規模を越えれば、自分が新規事業の実務をやることは物理的に難しい。その中で、会社の未来を創る新規の取り組みをするかどうかの判断は、事業をやり切る事がイメージ出来る人員をアサインできるかにかかっている。
ネタでは事業は作れない。事業を創るのは人である。企画の中身よりも、その事業を推進する人員の手腕で九割方成否が決まるという私のスタンスと、この部分は合致する。これは以前にブログで書かせて頂いた通りだ。
社内外の人で、これから私に会う人は常に事を念頭に置いて欲しい。
新規の事業の提案や、企画などの話は酒の肴なのであればどうでも良いが、HWSの資金を投入するとなると、見ているのは企画の内容ではなく九割方それを実行する本人の人格や性能だ。
色々な社内制度の提案なども上がってくるが、「会社がやっといて下さい。」的な提案であれば、参考に聞くだけに止める。自分がリスクを背負い、汗を流して実現するという提案であれば、採用される可能性は極めて高い。
見ているのは常に担当する人間の人格と手腕なのだ。
HWSの教育方針として、「強烈な危機感」と「青天井の裁量権」の二つを出来る限り若い内に全員に背負わせたいと思っている。「強烈な危機感」とはリスクの事だ。一歩間違えれば、最悪の状況に自分が陥るというようなリスクだ。会社を辞めればよい、給料を返還すれば良いと言う様な生っちょろい状態はリスクとは言わない。
ビジネスマンとしてリーダーとしてタフに育ち上がるには、この二つを背負いビジネスの世界で縦横無尽に力を発揮し生き残るしかない。この二つを背負い切らないと、俗に言うサラリーマンからビジネスマンへの変貌は不可能だろう。
これにより鍛えられた、強さがあり、収益を創り上げる手腕があり、信頼できる人格があってこそ、資金を投入するに足る。見ているのは提案内容ではなく、これらの人に帰属する性質なのだ。
先日、面接において「HWSなら好きなことをやらせてもらえそうなので、就職を希望しています。」と言う発言があった。間違ってはいないが正しくはない。
「君自身が、会社の仲間達から信頼を勝ち取ればその分だけ自由度は上がるよ。好きなことに自由に取り組める裁量権が手に入る。しかし、自分の人格も手腕も、仲間達に信頼させる事が出来ない奴に自由にやらせる環境はHWSにはないよ。」
と言うような回答をさせて頂いた。
勘違いして入社されても困る。誰でも自由に生きられる環境などは平等ではない。自由を自力掴み、思いのままに生きるからこそ価値がある。また、そのスタンスが現実の世界では正しいはずだ。
我々が目指す楽園は、あくまでも自力で創り上げるものだ。誰かが自動的に与えてくれる物ではない。その楽園を作るに寄与できなかった人間にも自由を謳歌する資格はない。
汗を流し、身を削り、楽園を創り上げた者達が、その達成感と楽園という土台を使ったビジネスに取り組む資格を得るのだ。
最後に
ビジネスの世界でたどり着く結論は、案外みんな似通っている。それはビジネスにおける真理というような物なのだろう。この真理の上に個性を載せ、王道をひた走れば良いのだ。
しかし、この真理は人からの聞きかじりでは武器として使用出来ない。あくまでも自分の身を挺し、実行の中でたどり着かなければならない。
まだ、私が行き着いてない真理が、数多くビジネス界には眠っている。求道者として、この真理を生涯追い求め、一つ一つ悟り掴んで行きたい。そして、その真理を使いまくり、HWSの理想を形にしていくのだ。