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2011年の新卒採用もそろそろ終了だ。内定までに会社の厳しい部分を極力前面に押し出し、安直に入社が希望できないようにしているので、内定辞退者はほとんど出ない。例年2~3名の内定辞退は出るが、それは思ったよりもHWSは厳しく自分の予想を超えていたからという理由がほとんどだ。
最後の会社説明会も終え、後は選考を残すのみとなる。HWSでは四月の頭には応募を終える。世間では、大手企業の採用から漏れたそこそこ優秀な人材を四月五月に集める動きもあるが、HWSはこれに同調しない。
そもそも大手企業で仕事をしたい人間と、ベンチャーを自ら選ぶ人間では、必要となるメンタリティが全く違う。大手を求めていた人間が希望がかなわないからと言って、妥協的にベンチャーに行っても幸せにはなれない。大手に漏れた人間は、大手に準じる体制を持つ大手の関連企業へ行くべきだ。
よって、大手各社と比べてHWSを優先させる人間以外は採用しない。明確にHWSを優先するかを問う為にも四月の初旬には応募を終了するのだ。学生にもそのことを正面から話す。HWSに来いと言うよりも、自分の生き方を本音の部分で選ぶ様に諭す。保険の意味でHWSの内定を取る事の無意味さを諭すのだ。大手を落ちた後に保険であるHWSに来ても、思い入も執着も持てず、仕事にも企業にも没頭できない不幸が待っているだけだ。
一応現在は五名程度内定が出ている。最終的には10名程度になれば予定通りだが、人数は固定していない。HWSにとって良い人材であれば、結果的に10人以上でも以下でも良い。この五名で終わっても良い。
HWSはかなり個性が際立っている企業なので、万人が目指す場所ではない。厳しさ故に、自分なりの意志や哲学を持った人間しかたどり着かない。企業のビジョンも壮大であるし、それを成す為に全メンバーに負担も強いる。壮大なビジョンであるので、確実に到達する保証などもなく、全メンバーがギリギリの戦いを決意しなければならない。その一員になる訳なので、他力本願な人間が一歩目を踏み出すの無理だ。思考停止した人間が、常識に照らし合わせて入社すべき企業ではない。
よって、例年変わり者しか入社しない。これは新卒にも中途にも言えるかもしれない。
先日、一人の事業部長と一緒に外部の方とお会いした。その時に事業部長は「あなたから見た篠田社長はどうですか」と質問をされた。どう答えるか面白いので見守っていると、「ここまでメンバーの自由にさせる経営者がいるのかと驚いている」と言っていた。先方が期待していた答えは、私の強烈なリーダーシップを表現する言葉だったらしく、少し拍子抜けした顔をしていた。
基本的に本人が責任を取る覚悟で動くことは一切止めない。HWSのビジョンとずれるなら止めるが、それ以外は各人の意志を第一とする。その意志が私利私欲ではなく、企業の勝利を第一義とするなら多少の不安や疑問があっても、思い入れのまま突っ走った方が企業内にエネルギーを生み、経験を貯めることが出来る。
当然、自由には相応の責任が伴う。それを背負う覚悟が無い人間が自由を口にすることは許さない。
こんな会社なので、流される人間が入社してもHWSライフを満喫出来ないだろう。責任を覚悟してでも表現したい事がある、主張したい事があるなら、HWSより良い会社も少ない。他力本願で会社から何かが降ってくるのを待つ者は、HWSに入社しても不満を感じるだけだ。それが分かっているので、入社の段階でHWSにおいて幸せになれる人間しか採らない様に精査するのだ。
これは基本的なメンタリティと、本人の哲学の問題なので我々が強制すべき事柄ではない。だから私の面接は圧迫しなければ誘導もしない。ある意味性能を見極めるような選別もしない。本音の部分でHWSで良いのかを問うのみだ。
面接を受けるほうも内定を取るための最終面談だと思って臨んでは場を間違う。精神を平らにし、自分の進むべき道を探す場にして欲しい。心の声に耳を傾け、進むべき道を定めてくれればと願う。その道がHWSであり、共に未来を目指せるなら嬉しい限りだ。
GW明けには、いくつかの面接が入るだろう。HWSが持つスタンスのままに、彼らに会いお互いが選ぶべき正しい未来を探して行きたい。