会長ブログ(株式会社ヘッドウォータース代表取締役:篠田庸介)

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2010年06月03日 09:46

10年ベトナム研修

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11年度新卒採用も完全に終了した。今月半ばからは、内定者研修に入る。厳しい戦いが始まるが、頑張って乗り越えて欲しい。内定者研修は、HWSを最強の組織へと作り上げるステップと理解し、自己の教育に留まらず、未来の企業文化を育む一翼を担っていると言う意識が必要だ。

先週、昨年度の内定者研修にてトップを取ったチームのメンバーを連れてベトナムに行った。昨年の新卒達はベトナム最大手のSIerを訪問して、パンチの効いたプレゼンをかましていた。余りにパンチが効いていて、エアコンがよく効いた部屋で冷や汗が止まらなかった事件は、記憶に新しい。

100603_b.jpg懲りずに10年新卒も、全くプレゼン内容もチェックせず、ぶっつけ本番でベトナムの関連会社(LTT社)及び、外部の企業一社でプレゼンを行わせた。HWSの教育や研修についてのプレゼンなのだが、最期は一緒に世界を変えるような仕事をしましょうというメッセージもあり、昨年よりもまとまりはあった。ただし、所々に笑いを意識した演出があり、滑りそうでハラハラした。これも私の感情を動かす演出か・・・。

今回はHWSとLTT社の連携を深める事をミッションとしての出張であった。具体的には以下の二点について討議した。一つは、ベトナムにおいて日本で普及しているウェブ・サービスを展開したいので、どんなサービスに取り組むべきで、それは技術的に可能かという内容。二つ目は、我々が仕様を固めて持って行ったandroid appli の企画を、技術的にどう対処して開発するのかという内容だった。

会議を仕切ったのは、新卒達と教育担当だった二年目の人間である。技術やマーケティングについて掘り下げなければ、会議の実りは得られない。また自分とは言語も文化も違う人達に対して発言させ、巻き込んでいかなければならない。難しい状況の中、よく三人で切り盛りしていた。貴重な体験なので、後に活かしてくれればと思う。

100603_c.jpg夜になってLTT社のメンバーとビアホイ(ビアホールみたいなもの)で一杯やる。新卒の野田の身体を張ったパフォーマンスがベトナム人にも相当うけていた。ベトナムでは恒例の一気合戦がここかしこで始まる。私は肝臓が保たないので、適当なところで避難した。若い奴らはその後カラオケに流れたらしい。ベトナム後と英語の曲しか無いので、歌はあまり歌えず、しょうがないので数時間踊り続けたと言っていた。

日本に帰ってからもスカイプやメールにてやり取りを続けているようだ。顔を知り、酒でも飲まないと、なかなか感情的に一緒に何かやろうという気分にはなれない。こいつらと一緒に仕事をしたいという気持ちは、仕事内容よりも優先する事もある。この辺の感情は世界共通だろう。

今回、ベトナムに興味があるという知り合いの経営者が二名ほど出張に同行した。よくある査察ツアー的な訪越よりも、実際ベトナムと連携してビジネスを進める前線を見せた方が質感のあるベトナムを味わえると思い、討議から酒宴までお付き合い頂いた。気がつくと、酒宴で若者に混じって一気をしていた。お歳を召しているのに流石である。

HWSの新卒達も、飛行機からホテルまで常に外部の経営者と一緒だったので、色々意見も頂き勉強になったのではと思う。

昨年の内定者研修で勝ち抜いた結果が、今回の経験に繋がっている。同じ様に10ヶ月にわたる研修をこなした同期の仲間達は、日本にて留守番だ。チャンスは平等だが、結果は平等ではない。抜きんでた人間が何かを得て、経験に差が生まれる。最期には能力の差も生まれる。

経験が人を造る。漫然と時間を浪費しても成長はないが、全力で何かに挑み勝利して成果を掴んだ経験は必ず結実する。

100603_d.jpg内定者研修に限った話ではない。内定者研修など、長い仕事人生で言えばアイドリングに過ぎない。本番はビジネスの前線に立った時だ。開発の現場で分からなかった事を家に帰ってから徹底して勉強するかどうか。面倒くさそうだが、誰かがやらなければいけないタスクを躊躇せず手を挙げて引き受けるかどうか。朝、会社に入ってくるときに大きな声で挨拶をしてみんなが気持ちよく仕事を出来る事を、自分の気分よりも優先させるかどうか。

色々な状況下で、抜きんでる動きをすれば、多くの業務が自分に降ってくる。その業務を必死に受けきれば、気がついた時は他者よりも前に進んでいるはずだ。楽という感情よりも、成長という理性を優先させられるなら、自分の可能性は一気に広がる。これは生き方の選択なので、自分で考えて決めるしかない。

私自身、抜きんでた才能があるわけではない。それでも経営者として企業を牽引しようと思うなら、後天的に実力を育むしかない。メンバー達が信頼を持って未来へ挑むに足る人間でなくてはならない。

そう思い、多くを引き受けて来た結果が今の自分であり、未来の自分なのであろう。