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話しは少し前項からの続きになるが、HWSに流れる思想の根底には、いかに日本が世界に貢献し続けられる国であるかがある。その為には、世界が必要する新産業を生み出さなければならない。その為にはある種の富国強兵が必要だ。
黒船の時代と違うので、他国の台頭があり経済的な外圧がかかろうとも、さすがに戦はイメージしないが、富国強兵はこの時代にも必要だ。
富国の前提は他国の追随を許さない独自の産業である。また今日で言う強兵は、その産業を生み出し運営する優秀なビジネスに関連する人材であり、その人材を支配する一種のビジネス観であろう。どの様なスタンスでビジネスに当たるかの常識が、強兵の根源でもあるのだ。
戦後、高度経済成長の時代にエコノミックアニマルと揶揄された日本人であるが、その没我的に仕事に注力する姿勢が日本の競争力を支えた事は否定出来ない。当時に欧米並の余暇を享受していたら、今の豊さや平和を得ることは出来なかったはずだ。
その時の日本人は、それをハードワークとは思わず、職がある事、家族が食にありつける事を幸せと考え、必死に仕事に取り組んだだろう。彼らを支配したのは、上司でも会社でも無く、その時代に流れていた価値観である。強く優秀な管理職も各組織にいたのだろうが、その強さは本人が自己啓発によって身に付けたものではなく、時代がそれぞれに授けたものだ。
よって、人材育成と言う単語は世間でも頻繁に使われるが、我々が志向する人材育成とは、単に一人一人の人間を訓練し育成する事や、その為のマネージメントシステムや教育環境を構築する事を指さない。我々の提唱する人材育成とは、日本全体を支配するビジネス観を醸造する事にある。その為には次世代に向けて新たな常識を体現する集団が必要だ。その集団が一点突破する事で、未来へ向けた正しい道が示されるのだ。
これは特殊な話ではない。マイクロソフトはPCの世界に新しい常識を生み出しただろうし、グーグルはインターネットビジネスの新しいあり方を提唱した。その後ろを多くの企業群は追随したはずだ。誰かが突破すれば、道は創られるのだ。HWSは今の日本において、その道を創る為に生を受けた集団だと規定したい。
日本の強みを活かし、未来発展を目指すなら、テクロノジーから離れる訳にはいかない。日本に40万人以上いると思われるSE達をより強い存在として世に送り出し、日本の国際的競争力の源泉としたい。彼らの力を持って、世界に貢献できる国日本の再興を図りたいのだ。ポテンシャルのある日本人エンジニア達が本来のパフォーマンスを発揮するには、彼らを突き動かす、次世代に適応した仕事観が必要となる。
その仕事観は決して甘いものではなく、耳に心地よくも無いだろう。歴史的にみても、次世代に必要な正しいスタンスは、前時代に対するアンチテーゼを多く含む。現状を否定されて喜べる人間は少ない。
明治維新の時に多くの士族は職を失い、中央集権を実現する為に、多くの農民達も飢えた。明治に入りしばらくの間は、維新を喜ぶ人間など薩長関係者だけだっただろう。しかし、中央集権の体制がなかりせば、後の日露戦争の勝利もなく、日本の領土は更に狭まっていた可能生が高い。
HWSの取り組みは、意欲としてはこれに似ている。就活生に体しては、正しい自分の身分を教え、本来の就活意味を教える。SE達の意識の改革を目指し、彼らの可能生をギリギリまで引き出したいと志向する。HWSの主張の中には、現状に対する否定が多く含まれる。それは今まで社会や、今の仕組み批判しているのではなく、ひたすら次世代の発展と生き残りをかけた戦いを見据えているからだ。
我々には目指すべき頂きがあるので、就活中の学生にもSEにも媚びない。軸を微塵もずらさず、ひたすら我々の主張を繰り返す。我々のビジョンをうったえる。
これから我々は、本来のベースをより強く意識し、HWSの第二幕を開くつもりだ。現在、私の胸中にあるのは、この意欲のみだ。モチベーションは、無意味に高めるものではない。価値ある自分の人生を、投じるにたる使命を定めた先に、自然と湧き上がるものなのだ。