【代表インタビュー:ヘッドウォータースコンサルティング】ヘッドウォータースコンサルティングの社長ってどんな人?

今回はヘッドウォータースコンサルティング代表にインタビューを行いました。

ヘッドウォータースは、2022年2月に2つの子会社を設立しました。
この記事ではヘッドウォータースコンサルティングの代表にインタビューを実施しました。
代表のパーソナルなお話から、子会社設立の思いまでこの記事を通して知っていっただければ幸いです。

代表略歴

①

──HWSでのこれまでの経歴を教えてください

名前:加藤健司
・2012年 (株)ヘッドウォータース入社
  ・2012年~2015年 基盤ソリューション事業部 所属
 ・2016年~2022年 ITインキュベーション事業本部 所属
 ・2019年~2020年 業務デザイングループ リーダー
 ・2021年~2022年 業務デザイングループ 部長
・2022年 (株)ヘッドウォータースコンサルティング設立 代表取締役就任)

──ではさっそく、最初に加藤さん自身のパーソナルな部分について伺いたいなと思っています。
  ご自分のことをどんな性格だと思いますか?

どんな性格か、難しいですね。なんかもう、そういうことはあまり考えなくなったので(笑)。
それこそ就活の時とかは自己分析とか色々考えたりしましたけど。最近だと会社で実施したエニアグラム性格診断(※社員が性格診断を実施し、結果を社内公開する取り組みがありました)では「統率者」という結果でした。
学生の頃に受けた時は「観察者」だったので、結果が変わっているのを見ると改めて「自分の性格ってなんだろう?」って思いますよね。

僕は多分、表面は割と落ち着いて見えると思うんですが、実際は割と感情的だったりとか、人情的だったりとかするところもありますし、「こういうことをやりたい」っていう思いが割と強い方だったりもしますね

──普段の印象とは違って熱い一面もあるんですね。次に、どんなことをしている時が一番楽しいですか?

うーん、何をしようか考えている時とか...でもやっぱり仕事の方が最近は喜びが大きい気がしますね(笑)。
自分の趣味とかってそんなに最近無いので、プロジェクトが一つの形になって、お客様やプロジェクトメンバーと達成感を味わえた時とか、そういう時ですかね。
家庭の方では子供が一昨年生まれたので、子供の成長をふとした瞬間に感じるとき、すごく喜びを感じます。

──個人的なイメージですが、やっぱり生活の中では仕事をしている時間が長かったりするのでしょうか?

そうですね。まあでも、たぶんそこまでではないと思います。
そういうイメージをもしかしたら持たれているかもしれないんですけど、平日の昼間とか、何か用があればプライベートな用事で出かけることもありますし、子供の送り迎えとかも分担してやったりしてますし。
なんというか、そこまでではないと思いますよ(笑)。

──そうなんですね。その辺のバランスとかは意識されていたりするのでしょうか?

なるべくバランスをとるようにしている姿とかをしっかりメンバーにも見せていくことで、そういう働く環境というか、バランスを取って働くことを本当に考えてるっていうのを、メンバーに示して行く必要があると思っていますね。
メンバーには「しっかり休みましょう」とか「バランスとりましょうね」って言いながら、上司がガンガン働いていると、なんか嫌じゃないですか...(笑)。
なのでなるべく無理はしないようにって思っていますね。

②

──社長が行動でワークライフバランスを示してくれると社員にとっては嬉しいですね。
  次の質問ですが、自身が大切にしている信念や理念はありますか?

他者のことを先に考えて動くっていうのはすごく大事にしてると思います。
それは単純に何か自己犠牲をするということじゃなくて、自分も色々なものを得たいとか、自分のためを考えた上での利他みたいな感じですかね。
人生経験を仕事も含めて積み重ねていく中で、やっぱりそれが大事だなと思います。

日本では「情けは人の為ならず」って言葉があると思うんですけど、自分が何かを得るには先にそれを他者に提供する。
それが後になって、やっぱり自分に戻ってくるっていう。その順番は決して変わらないだろうなと思います。
そうすることで結局周りの人の満足度が上がり、自分もそれを見て満足できたり、良い循環に繋がると思っているので、「他者のことを先に考えて動く」というのは、もう自分の根幹になってるんじゃないかと思いますね。
強になりますし、それを実行している姿に尊敬の念をいだきます。

──パーソナルな質問については次が最後になります。プライベートでのお金の使い道を教えて下さい。

物欲ってそんなに無くて、例えば着飾るために服を買うこととかはそこまでないですね。
でも、本を買うとか何かの体験になるとか、どこか出かけることもそうですけど、自分を豊かにしてくれるようなものに対しては、お金を割と使っちゃっていると思います。

ヘッドウォータースコンサルティングの理念とは?

──ヘッドウォータースコンサルティングの理念とは何でしょうか?

「助言と応援・変化と成長に満ちた社会を実現する」です。
ヘッドウォータースでもよく言いますけど、何か「やります!」って手を挙げた人に対して助言と応援で接しましょうとか、変化や成長をすごく大事にしてる会社なので、それが社会に本当に広がっていくようにしたいなと思っています。
そういった会社に自分達がいて、すごく成長させてもらっているなと思いますし、単純に良いことだなと身をもって感じているので。

今コーポレートサイトを準備中(※インタビュー当時)ですが、そこのトップメッセージは「テクノロジーであらたな価値を」という言葉にしようと思っています。
ヘッドウォータースグループの一員という視点で考えると、やっぱりテクノロジーやデジタル技術で社会に貢献していくっていうのが一本柱としてあるんですよね。
なのでそこはコンサルティングでも変わらない部分です。そこに少し独自性というか、自分達の役割とかも含めて理念を考えた結果、「助言と応援・変化と成長に満ちた社会を実現する」としました。
こんな話をメンバーにもしたところ、「それってSociety5.0そのものですよね?」って言われて、そういう捉え方もあるんだなと思った覚えがあります。

──テクノロジーが社会に実装されて変化や成長をよりしやすくなるっていうのは確かにSociety5.0の世界観に近い感じがしますね。

③

事業内容について

──事業内容について教えてください。

事業としては現在4つあります。

DXコンサルティング事業:
 DXに関する構想・戦略の策定から、施策の検討・実施までを一気通貫で支援する。

AI・IoTコンサルティング事業:
 AI・IoT活用に関する構想。戦略の策定から、施策の検討・実施までを一気通貫で支援する。

BPR事業:
 PowerPlatform(Microsoft社の提供サービス)や、その他のデジタル技術を活用し、
 DXの一部であるBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)を支援する。

PMO事業:
 上記3つの事業に関するプロジェクトを推進する際、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)
 として参画し、企業側の立場でプロジェクト遂行を支援する。

DXコンサルティングでは、企業や自治体といったお客様が「デジタルの力をもっと活用したい」だったり、場合によっては「事業を変えていきたい」というような思いを持たれている時に、その構想や戦略を策定する段階からお手伝いし、その施策を一緒に考えて実際に実行するところまでトータルでご支援するというようなことをやっています。
一番広い範囲がDXっていう範囲で、デジタル技術を使うのであればもう全部ここに入ってくるかなと思います。

ただそれだけだと範囲が広すぎるので、その中でも需要の特に高いAI・IoTコンサルティングは別の事業として切り出しています。
別の事業といっても手段がAI・IoTというだけで、構想などがはっきりしていないと結局企画倒れになることも多いので、DXコンサルティングと同様に構想戦略を策定するところから実際に施策をやり切るところまでお手伝いしています。

BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)というのは、「業務改革」とも読みかえられたりしますが、これも広い意味でのDXの一部と考えています。
最近だと、特にPowerPlatform(※)を使って業務を効率化したいといった問い合わせが多いので、一つの事業として切り出しています。

これら3つの事業をやっていく中で、「お客様」と「依頼される私たち」という関係だけではなく、一緒に共同体として進めていくような形が結構多くて、お客様側の立場として責任者のすぐ近くに立って、実質的にそのプロジェクトを進めていくPMOのような立場をとることも多いです。
案件を推進していく際にPMOとして参画することも多いので、一つの事業としています。

──"一気通貫"という言葉がよく使われていますが、もう少し詳しく教えていただけますか?

お客様がIT投資をしてプロジェクトを進めていくときの大まかなフェーズを図にしたものがこちらになります。
④
通常だと、お客様から見た場合、コンサルティング会社さんが超上流工程をやり、また別の会社さんがPoCをやり、システム開発会社さんが開発をやる、みたいな分業で成り立っていることが多いと思います。
これは当然それぞれが得意な役割を担うっていう意味でメリットもあるのですが、お客様からすると、最初に考えた構想などが次のフェーズの会社に引き継がれなかったり、やり取りをする会社が変わるごとに解釈が変わっていって最終的に思ってたものと違うものが出来上がってしまうといった問題があります。
しかもお客様にとっては、それぞれのフェーズに合った会社を選ぶための知見や、会社が変わるごとに同じ話をしないといけない手間もありますよね。
そういった状況の中で、ヘッドウォータースであれば全てのフェーズを対応できますよ、というのが一気通貫の支援ということになります。

ヘッドウォータースコンサルティングのメンバーは、本当に最初から最後までというか、ずっと関わり続けることを大事にしています。
自分たちの役割が終わったから開発は丸投げみたいなことはなくて、お客様にもずっと寄り添いますということをお伝えした上で、常に安心して相談していただける立場にいることで、コミュニケーションの密度が次第に上がって認識もどんどん揃っていって、結果的にズレのないプロジェクト進行に繋がっているのかなと思います。
技術とお客様を繋ぐとか、そういう存在でありたいですし、そういう存在になりつつあるのかなと思っていますね。

※ Power Platformとは、Microsoft社が提供するアプリケーションのこと。
参照:https://powerplatform.microsoft.com/ja-jp/

設立に込めた思い

──加藤さん自身のヘッドウォータースコンサルティング設立に込めた想いについて教えてください!

ビジョンの話に少し戻ってしまいますが、テーマや大まかな方針はあるものの具体的なことは自分たち自身で考えて行動する、っていうことがいかにありがたいことで、自分たちの成長や満足感に繋がっているか、っていうのは体感としてあります。
もちろん押し付けることはできませんが、そういう環境があると社会もより良くなるんじゃないか、という実感が自分たちにはあるので、その前提としてチャレンジを推奨する風土がもっと広がっていくと良いなと思っています。

それを実現するためにどうするかといえば、技術を活用することで負担が減るようなことは積極的に技術を活用して、少しでも余裕ができれば徐々に本来その人がやるべきことに注力していけるのかなと思っています。
人がやるべきことって何か?といえば、抽象的になりますけど、例えばキャリアや生活をどうするかとか、会社や社会をよくするにはどうするか、みたいなことだと思うんですよね。

そうやって技術を使うことで、「人がやるべきことをやる時間」を作ることに加えて、人が今やっていることをより良くしていく、というのも技術の使い方としてはあると思っています。
技術が人を楽にするだけではなくて、共同で何かをするという意味でも、テクノロジーが人を支援できる部分はあると思いますね。

⑤
ここまで基本的に「テクノロジーを活用することで良い未来が待っている」みたいなことを言っていて、それは本当にそう思っているんですが、ただテクノロジーという"果実"を本当に人が享受するためには、人が変わっていく必要もあると思うんですよね。
なので、DX人材の育成にもアプローチしていこうと思っています。
単純にエンジニアの人と協力して、技術を実装していくというだけではなくて、テクノロジーを使っていったり、テクノロジーと共存していったりする側の人間の変化というのも、お手伝いできたらいいなと思っています。

最後に

──最後にメッセージをお願いします。

ヘッドウォータースグループとしてもヘッドウォータースコンサルティングとしても、テクノロジーを活用することで社会をより良くしていきたいと本気で思っています。なので、まずその思いに共感してくださる方が社会の中に一人でも増えていくといいなと思っています。
そういった思いをもって仕事をしていきたい、キャリアを歩んでいきたいと思われている方はぜひ、ヘッドウォータースグループの門戸を叩いていただけたらなと思います。
ヘッドウォータースグループというのは、やはりチャレンジを奨励していて、誰かが行動したことに対してはチャンスを与えるという風土が、実績としてもあるので、そういった環境に自分も入りたいとか、もっとチャレンジをしてみたいと思う方がいましたら、興味を持っていただけると大変ありがたいなと思っています。

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