Windows AI Day Osaka 登壇レポート
― ローカルAIはもう"未来の話"じゃない
―― NPUとローカルAIが切り拓く、次世代の働き方 ――
株式会社ヘッドウォータースは、2026年6月8日に大阪・梅田で開催された Windows AI Day Osaka に登壇しました。登壇者は技術戦略事業部 戦略推進部 推進部長の藤江 梓。「AIに指示する時代から、AIが先回りする時代へ」をテーマに、NPUを活用したローカルAIの可能性と、Context Aware Agent Engine(CAE)の考え方を紹介しました。
Windows AI Day Osakaとは
Windows AI Day は、Microsoft が主催する AI PC に関するイベントです。今回は大阪梅田のインターフェース・サービスを会場に開催され、Dynabook、Surface、パナソニック コネクトなど各界の著名な Copilot PC を展示。参加者が直接手に触れられる場で、「業務で本当に使えるAI PCとはどういうものか」という実践的な問いに向き合う場となりました。
開催に先立ち、Microsoft公式のWindows Blog for Japanでも本イベントの告知が行われています。詳細は以下をご覧ください。
Windows AI Day 大阪開催決定! 今すぐご登録を! - Windows Blog for Japan
登壇の経緯
今回の登壇のきっかけは、2026年3月に開催された Windows AI アイディアコンテスト にさかのぼります。ヘッドウォータースはこのコンテストで見事 Qualcomm賞 を受賞。Microsoft社から「あの内容をもう少し深掘りして紹介してほしい」とお声がけいただき、今回の大阪での登壇につながりました。
登壇内容:AIに指示する時代から、AIが先回りする時代へ
現在のAIが抱える課題
ChatGPTや各種 Copilot の登場で、AIの機能や性能は急速に進化しました。しかし、使うたびに「AIを開く → 背景を説明する → 指示を出す → 結果を確認する」というプロセスが発生し、ユーザーの操作負担は実は増えています。
これからのAIに求められること――Ambient AI
藤江が提唱したのは Ambient AI の考え方です。AIが常に状況を把握し、ユーザーが指示を出さなくても先回りして必要な支援を提供する。そのために欠かせないのが Context Aware(コンテキスト認識)であること。業務フローや個人の状況・目的・環境を理解することが、次世代AIの鍵となります。
CAE(Context Aware Agent Engine)の紹介
ヘッドウォータースが開発した CAE(Context Aware Agent Engine) は、この考え方を実装した仕組みです。ユーザーが「AIを開く」操作なしに、業務の中でAIが状況を理解して先回りで支援します。技術的な詳細については別途記事を公開予定です。
ヘッドウォータースが目指す方向性
今回の登壇を通じて発信したメッセージは、一言で表すと「AIは道具から、業務に溶け込むインフラへ」です。
私たちが重視するのは、PoC(概念検証)で終わらず、現場で使われ続けるAIを実装すること。そのためには技術の高さだけでなく、個人のコンテキストを理解して現場に適合する能力が問われます。
CAEは現在、以下のフェーズで発展を想定しています。
ヘッドウォータースは引き続き、現場で本当に使われるAI社会実装を推進してまいります。
