01/Intuneとは
Microsoft Intuneとは:会社のPC・スマートフォンを一元管理するクラウドサービス
Microsoft Intune(マイクロソフト インチューン)は、社員が仕事で使うPC、スマートフォン、タブレットと、その中のアプリを、インターネット経由でまとめて管理するMicrosoftのサービスです。Windows、Mac、iPhone・iPad、Androidに対応し、会社が決めた設定やセキュリティのルールを、離れた場所にある端末にも配ることができます。こうした仕組みは「エンドポイント管理」や「統合エンドポイント管理(UEM)」と呼ばれ、Intuneはその代表的な製品のひとつです。
管理の方法は大きく2つあります。端末そのものを会社の管理下に置く「MDM(モバイルデバイス管理)」と、端末は個人のままで、仕事用のアプリと業務データだけを守る「MAM(モバイルアプリケーション管理)」です。会社が貸与する端末にはMDM、私物の端末を仕事に使うBYOD(Bring Your Own Device)にはMAM、というように使い分けます。以前は「Microsoft Endpoint Manager」という名称でも呼ばれていましたが、現在はIntuneに統一されています。
Intuneがしていること
把握するどの端末を、誰が使っているか会社の端末を登録し、利用者・OSの版・セキュリティの状態を一覧にする
→
そろえる設定・アプリ・更新を配るパスワードの決まり、暗号化、業務アプリ、OSの更新を、遠隔でまとめて適用する
→
守る安全な端末だけを通すルールを満たした端末だけに社内のデータを開き、紛失時は遠隔でロック・消去する
Microsoft Learn「Microsoft Intune のアプリ管理とは」などの記載をもとに作図
一緒に使われるMicrosoft製品との役割分担
Microsoft Intune
端末とアプリを管理する
PC・スマートフォンを登録し、設定・アプリ・更新を配り、ルールを満たしているかを確かめる。
Microsoft Entra ID
人のIDと入口を管理する
社員のIDでサインインを確かめ、Intuneが「安全」と判定した端末からだけ社内のデータに入れる(条件付きアクセス)。Entra IDの設計も支援しています。
Microsoft Defender
攻撃を見つけて止める
端末で起きた不審な動きを検知し、調査・対応する。Intuneは、Defenderの設定を端末に配る役割も持つ。
Microsoft Purview
データそのものを守る
文書に機密のラベルを付け、持ち出しを防ぐ。端末の外に出たデータの扱いを決める。
Intuneを使うメリット
端末を把握できる
誰がどの端末を使い、OSやセキュリティの状態がどうなっているかを、一覧で確かめられます。
設定のばらつきがなくなる
パスワード、暗号化、画面ロックなどのルールを全端末に同じ形で配れます。
どこからでも安全に使える
ルールを満たした端末だけが社内のデータに入れるため、在宅や外出先でも同じ水準で守れます。
私物の端末も仕事に使える
仕事用のアプリとデータだけを守る方法を選べば、社員の私的な領域に立ち入らずに済みます。
紛失しても被害を抑えられる
端末を遠隔でロックしたり、会社のデータだけを消したりできます。
準備と入れ替えが速くなる
新しいPCは、電源を入れて社員がサインインするだけで、必要な設定とアプリがそろいます。
02/注目される背景
社外で働く前提のセキュリティ:公的ガイドラインが示す端末管理とゼロトラスト
在宅勤務やクラウドサービスの利用が当たり前になり、社員の端末は会社のネットワークの外で使われるようになりました。社内ネットワークの出入口だけを守る従来の考え方では、外で使われる端末を守りきれません。国のガイドラインも、端末を把握し、状態を確かめ、ルールを強制することを、対策の前提として示しています。
文書(発行主体・時期)端末管理に関する記載の要旨
ゼロトラストアーキテクチャ適用方針(DS-210)デジタル庁/2022年6月30日
政府情報システム向けに、6つの適用方針を示しています。最初の方針「リソースを識別し、特定できる状態にする」では、業務利用を許可した個人端末を含むデバイスを登録対象とし、手作業での把握は現実的でないとして、端末の初回起動時に自動で資産登録する仕組みを例に挙げています。デバイスのOSのバージョンや構成情報を確かめ、その結果でアクセスを判断することも方針に含まれます。
テレワークセキュリティガイドライン(第5版)総務省/2021年5月
テレワークの対策を「資産・構成管理」「データ保護」「アカウント・認証管理」など13の分類で整理しています。私物端末を使う場合(BYOD)は、利用ルールの策定、端末に必要な対策が施されていることの確認、端末の管理が必要だとしています。
ゼロトラストの6つの適用方針と、端末管理が担う部分
方針 1リソースを識別し、特定できる状態にする端末を登録し、台帳にする
方針 2主体の身元確認・当人認証を実施するサインインする人を確かめる(Entra ID)
方針 3ネットワークを保護する通信を暗号化する
方針 4リソースの状態を確認するOSの版や設定がルールどおりかを確かめる
方針 5アクセス制御ポリシーで評価し、アクセス管理をする安全な端末だけを通す(条件付きアクセス)
方針 6リソースとアクセスを観測する記録を残し、不審な動きを見つける(Defender)
デジタル庁「ゼロトラストアーキテクチャ適用方針」(2022年6月)の6つの適用方針をもとに作図。色の濃い3つが、端末管理(Intune)が主に担う部分
さらに、端末の上で動くのは人だけではなくなっています。Microsoftは2026年に、Intuneに登録したWindows端末で、会社が許可していないAIエージェント(シャドーAI)を見つけて止める機能(試験提供中の機能・プレビュー)や、AIエージェント専用のクラウド上のPC(Windows 365 for Agents)向けのセキュリティ設定の標準を加えました。端末管理は、人とAIの両方が働く環境を整える役割を持ち始めています。
03/主な機能
Intuneでできることと、ライセンスの考え方
Intuneの機能を、端末を配る・そろえる・守る・片付ける、という端末の一生に沿って整理します。
できること内容業務での使い道
端末の自動準備Windows Autopilot
新しいPCを社員に直接送り、電源を入れてサインインするだけで、会社の設定とアプリが入ります。
情報システム部門が1台ずつ準備(キッティング)する手間をなくす
設定の配布構成プロファイル
パスワード、暗号化、Wi-Fi、VPN、USBの利用可否などの設定を、端末にまとめて配ります。
全社で同じセキュリティ水準をそろえる
ルールの確認コンプライアンスポリシー
OSの版、暗号化、ウイルス対策などが会社のルールを満たしているかを、端末ごとに判定します。
ルールを満たさない端末を見つけ、本人に直してもらう
安全な端末だけを通す条件付きアクセス(Entra ID連携)
ルールを満たした端末からだけ、メールやファイルなど社内のデータに入れるようにします。
私物や管理外の端末からの情報持ち出しを防ぐ
アプリの配布アプリ管理
業務アプリや自社開発のアプリを、部署ごとに配ったり、更新したりします。
部署に必要なアプリだけを、手作業なしで届ける
仕事のデータだけを守るアプリ保護ポリシー(MAM)
仕事用アプリのデータを、私用アプリへコピー・保存できないようにします。
私物のスマートフォンで、安全に業務メールやTeamsを使う
更新の管理Windows Update の管理
OSやアプリの更新を、試験用の少人数から順に配ります。
更新で業務が止まる事故を防ぎながら、弱点を早くふさぐ
紛失・退職時の対応リモートロック・ワイプ
端末を遠隔でロックしたり、全データまたは会社のデータだけを消したりします。
紛失や退職のときに、情報の流出を防ぐ
Intuneは、Microsoft 365 E3・E5やMicrosoft 365 Business Premiumなどのライセンスに含まれており、すでに契約していても使われていない会社が少なくありません。2026年には、遠隔サポート(Remote Help)や詳細な分析などの上位機能がMicrosoft 365 E3・E5に順次追加されると発表されています。料金や機能の範囲は改定されることがあるため、導入時に最新の公式情報で確かめます。
04/MDMとMAM
会社支給端末と私物端末(BYOD):MDMとMAMの使い分け
端末をどこまで会社が管理するかは、端末の持ち主で変わります。私物のスマートフォンを丸ごと会社の管理下に置くと、社員のプライバシーとぶつかります。Intuneでは、端末ごと管理するか、仕事のアプリとデータだけを守るかを選べます。
MDM(モバイルデバイス管理)会社支給の端末:端末ごと管理する
端末全体を会社が管理会社のアプリ・データ(守る)設定・アプリ・更新・暗号化も会社のルールで管理
・設定・アプリ・更新を会社がまとめて配れる・紛失時は端末全体を消去できる・Windows・Mac・iPhone・Androidに対応
MAM(モバイルアプリケーション管理)私物の端末(BYOD):仕事のアプリだけを守る
端末は個人のもの(会社は管理しない)会社のアプリ・データ(守る)写真・私用アプリ・個人データ(会社は見ない・消さない)
・端末を会社に登録しなくても使える・仕事のデータを私用アプリへ移せないようにする・退職時は会社のデータだけを消せる
Microsoft Learn「Microsoft Intune のアプリ管理とは」の記載をもとに作図。会社支給端末でもMDMとMAMを組み合わせて使えます。
05/導入の進め方
Intune導入の6つの工程:端末の棚卸しから部署ごとの展開まで
端末管理は、全社に一度に設定を配ると、業務が止まる人が出ます。現状を把握し、ルールを決め、少人数で試してから部署ごとに広げる、という順に進めます。
導入の流れ
1
端末とIDの棚卸し
会社の端末が何台あり、誰が使い、どの方法で管理されているかを洗い出します。管理されていない端末や、複数の台帳に分かれた情報もここで見つけます。
端末台帳・管理状況の診断
2
登録のルールづくり
会社支給の端末だけを登録できるようにするか、私物を認めるか、どの方法で登録するかを決めます。
登録ルール・BYOD方針
3
ルールとアクセス条件の設計
端末が満たすべきルールと、満たさない端末をどう扱うか(社内のデータに入れない等)を、IDの仕組みと合わせて決めます。
準拠ルール・アクセス条件
4
設定・アプリ・更新の準備
配る設定、部署ごとのアプリ、更新の順番を用意します。Defenderなどのセキュリティ設定もここで組み込みます。
設定一覧・配布計画
5
少人数のパイロット
数名から十数名で試し、業務が止まらないか、問い合わせが増えないかを確かめて、設定を直します。
検証結果・利用者向け手順書
6
部署ごとの展開と運用
部署単位で広げ、状況を定期的に確認し、ルールを見直す運用に移します。
展開計画・運用手順
06/当社の支援内容
端末管理の基礎・安全な業務環境・AI時代の統制の3層で組み立てるIntune支援
Microsoft Intune自体の提供元はMicrosoft社で、当社は設計・導入・定着を担います。当社は、端末の管理を、社員のID(Microsoft Entra ID)、脅威への備え(Microsoft Defender)、クラウド上のPC(Windows 365)、AIエージェントの統制(Agent 365)とつなぎ、3つの層で設計します。
支援の3層
LAYER 1端末管理の基礎
端末の登録、設定の配布、ルールの確認、アプリの配布、更新の管理を整えます。会社支給の端末と私物端末(BYOD)の使い分けも、ここで決めます。IntuneWindows AutopilotMDM・MAM
LAYER 2安全な業務環境
社員のID、脅威への備え、クラウド上のPC(Windows 365)と組み合わせ、ルールを満たした端末からだけ社内のデータに入れる業務環境をつくります。Entra ID 条件付きアクセスDefender for EndpointWindows 365
LAYER 3AI時代の統制
社員の端末で動くAIツールや、AIエージェントが使う作業環境を、人と同じルールで管理します。AIエージェントの登録・権限の統制(Agent 365)と組み合わせます。Agent 365シャドーAIの把握Windows 365 for Agents
顧客環境(Microsoft 365・Azure)に合わせて構成
支援 1
端末管理の現状診断
端末台帳、管理されていない端末、複数の管理手段に分かれた情報を洗い出し、Intuneへの登録計画を立てます。
支援 2
登録・ルール・アクセス条件の設計
会社の端末だけを登録できる仕組み、端末が満たすべきルール、ルールを満たした端末だけを通すアクセス条件を、IDの設計と合わせて組み立てます。
支援 3
会社支給端末とBYODの方針づくり
端末の持ち主と業務の内容に応じて、端末ごと管理するか、仕事のアプリだけを守るかを決め、社員向けの利用ルールにまとめます。
支援 4
セキュリティ設定の組み込み
セキュリティの標準設定、ウイルス対策・攻撃の検知、攻撃に使われやすい機能の制限を、Intuneから端末に配る構成を設計します。
支援 5
クラウド上のPC(Windows 365)の管理
社員やAIが使うクラウド上のPC(Cloud PC)をIntuneで管理し、ドライブやUSB、コピー&ペーストの制限を含む作業環境を設計します。少人数のパイロットから部署ごとの展開まで、段階を分けて計画します。
支援 6
AIエージェント統制との接続
AIエージェントの登録・ID・権限を統制する仕組みの中に、端末の管理を位置づけます。社員の端末で動く許可されていないAIツールの把握と、利用ルールづくりも支援します。
07/特長
人とAIエージェントが働く環境を、ID・端末・クラウド上のPCで一体設計
特長 1/3
ID・端末・Cloud PCを一体で設計
端末の管理だけを切り出さず、Entra IDのサインイン条件、Defenderの検知、Windows 365の作業環境と同じ設計の中で決めます。
特長 2/3
AIエージェントが働く環境まで見据える
当社はAIエージェントの開発と、Agent 365による統制の設計を行ってきました。人の端末と、AIが使う作業環境を同じルールで管理する構成を組み立てます。
特長 3/3
段階導入で業務を止めない
現状診断、少人数のパイロット、部署ごとの展開と、段階ごとに完了の条件を決めて進めます。利用者向けの手順書と問い合わせへの備えも用意します。
08/取り組み事例
社内環境での端末管理と、AI業務基盤・AIエージェント統制へのIntuneの組み込み
当社は、自社の業務環境でIntuneを使い、AIを使った業務基盤とAIエージェントの統制の設計にIntuneを組み込んでいます。お客様名は伏せ、取り組みの内容で紹介します。
対象・テーマ取り組み内容
当社(社内の業務環境)端末管理の診断と登録計画
自社の業務環境でIntuneを使い、管理状況を調べて、管理されていない端末や、複数の管理手段に分かれた端末情報を課題として整理しました。そのうえで、Intuneへの登録を進める計画に落としています。
当社(AIを使った業務基盤の構成案)Cloud PC・ID・端末の一体設計
AIを使った業務基盤の構成案として、会社が事前に登録した端末だけを許可し私物端末を禁止する登録制限、ルールを満たした端末だけが社内のデータに入れるアクセス条件、Cloud PCのIntune管理、セキュリティの標準設定、Defender for Endpoint、攻撃に使われやすい機能の制限、ドライブ・USB・コピー&ペーストの制限を設計しています。少人数のパイロットから部署ごとの展開までの段階と完了条件も定めています。
お客様向けのご提案AIエージェント統制への組み込み
AIエージェントの統制基盤の構築支援として、Agent 365を中心に、Entra・Defender・Purviewと並べてIntuneによる端末管理を組み込んだ構成を設計しています。
09/顧客価値
端末の把握漏れ・設定のばらつき・紛失時の対応遅れの解消と、役割別の効果
よくある課題当社の進め方得られる価値
会社の端末が何台あり、誰が使っているかを正確に答えられない
端末とIDを棚卸しし、Intuneに登録して台帳を一本化する
監査や紛失時に、すぐに状況を説明できる
部署や人によって、端末の設定がばらばら
ルールと設定をまとめて配り、満たさない端末を見つける
全社で同じセキュリティ水準を保てる
私物のスマートフォンで業務メールを見ている
仕事のアプリとデータだけを守る方法(MAM)を設計する
社員のプライバシーを守りながら、情報の持ち出しを防げる
新しいPCの準備に、情報システム部門の時間が取られる
Windows Autopilotで、サインインするだけで準備が終わる流れをつくる
入社・入れ替え時の準備時間を大きく減らせる
社員が許可されていないAIツールを使っている
端末上のAIツールを把握し、利用ルールとAIエージェントの統制とつなぐ
AI活用を止めずに、統制の取れた形で広げられる
経営層・リスク管理
端末からの情報漏えいのリスクを把握し、ガイドラインに沿った対策を取っていることを説明できます。
情報システム部門
端末の準備・設定・更新・紛失対応を遠隔でまとめて行え、1台ずつの作業から離れられます。
セキュリティ担当
ルールを満たさない端末を見つけ、社内のデータに入れないようにできます。Defenderの検知とも連携できます。
社員
新しいPCがすぐに使え、在宅や外出先でも同じように働けます。私物端末でも、私的な領域は会社に見られません。
10/業界ユースケース
金融・製造・現場業務・AI活用での使い道と、向いている企業
業界・領域よくある悩みIntuneでの使い道
金融・保険
顧客情報を扱う端末の管理と、監査での説明が厳しく求められる
登録制限とアクセス条件で、管理された端末からだけ顧客情報に入れるようにし、記録を残す
製造
工場・拠点ごとに端末の管理方法が違い、更新が遅れがち
拠点の端末をIntuneに集約し、更新を少人数から順に配る
小売・物流・現場業務
店舗や倉庫で共用するタブレット・スマートフォンの設定や紛失対応が大変
共用端末を業務アプリだけが使える状態に固定し、紛失時は遠隔でロックする
全業種(在宅勤務・BYOD)
私物端末の業務利用を認めたいが、情報の持ち出しが心配
仕事のアプリとデータだけを守る方法(MAM)で、私的な領域に立ち入らずに管理する
全業種(AI活用)
社員が許可されていないAIツールを端末で使っている。AIエージェントの作業環境の管理方法がない
端末上のAIツールを把握し、AIエージェントが使うCloud PCを人と同じルールで管理する
向いている企業
・Microsoft 365(E3・E5・Business Premium)を契約しているが、Intuneを十分に使えていない・在宅勤務や拠点が多く、端末が社外で使われている・私物端末の業務利用(BYOD)を、ルールを決めて認めたい・AIエージェントやCopilotの全社展開を見据え、統制の土台を整えたい
別の方法が合う場合
・端末が少数で、手作業の管理で十分に回っている・Microsoftの仕組み(Microsoft 365・Entra ID)を使う予定がない・端末の大量調達・物理的な設置作業(キッティング作業の代行)だけを求めている
最初の打ち合わせで伺うこと
Q. 管理対象の端末は何台で、OSの内訳(Windows・Mac・iPhone・Android)はどうなっていますかQ. 端末の台帳はどこにあり、何で管理していますかQ. 私物端末の業務利用を認めていますか。認める予定はありますかQ. Microsoft 365のライセンスの種類と、Entra IDの利用状況を教えてくださいQ. 端末の紛失や退職時の対応手順は決まっていますかQ. 社員が使っているAIツールや、今後使うAIエージェントの予定はありますか
11/想定ROI
端末の準備・設定配布・紛失対応・監査準備の工数試算
社員1,000名、年間の端末入れ替え300台の企業を想定した年間の試算です。
作業現状導入後削減
新しいPCの準備(キッティング)
300台 × 3時間 = 年900時間
300台 × 0.5時間 = 年150時間
▲83%
設定変更・アプリの配布
月20時間 = 年240時間
月5時間 = 年60時間
▲75%
OS・アプリの更新の確認と催促
月16時間 = 年192時間
月4時間 = 年48時間
▲75%
紛失・退職時の端末対応
年60件 × 2時間 = 年120時間
年60件 × 0.5時間 = 年30時間
▲75%
監査・報告のための端末状況の集計
年4回 × 24時間 = 年96時間
年4回 × 6時間 = 年24時間
▲75%
ライセンス費用と当社の支援費用は含みません。最初の診断で貴社の現行工数を測り、効果を算出します。
12/他の手段との違い
台帳管理・社内サーバでの管理・他社の端末管理製品との比較
方法特徴起きやすいこと
表計算ソフトの台帳
すぐに始められ、費用がかからない
実態とずれ、紛失時や監査時に正確な状況が分からない
社内サーバでの管理(グループポリシー等)
社内ネットワークにつながる端末は細かく管理できる
社外で使う端末やスマートフォンに設定が届きにくい
他社の端末管理製品
製品によっては特定のOSや業種向けの機能が充実している
Microsoft 365のIDとの連携やライセンスの重複を別途検討する必要がある
当社の支援(Intune)
Microsoft 365のIDと一体で、社外の端末やCloud PC、AIの作業環境まで同じルールで管理する
最初に端末とIDの棚卸しと、ルールの合意が必要
13/ガバナンス
管理者権限・変更の承認・社員のプライバシーと責任分界
端末管理の管理者は、全社の端末の設定を一度に変えたり、データを消したりできます。強い権限を持つ仕組みだからこそ、誰が何を変えられるか、どこで人の承認を入れるかを先に決めます。
管理者権限の分割
全社の端末を変えられる権限を少人数に絞り、部署や地域ごとに管理できる範囲を分けます。
重要な変更の承認
全端末の消去や設定の一括変更など影響の大きい操作は、別の管理者の承認を経てから実行する設定にします。
段階的な配布
設定や更新は、少人数から順に配り、問題がないことを確かめてから広げます。
社員のプライバシー
私物端末では会社が見られる範囲・消せる範囲を限定し、社員向けの利用ルールで説明します。
記録と監査
誰がいつどの設定を変えたか、どの端末がルールを満たしているかを記録し、監査に使えるようにします。
AIツールの利用ルール
端末で使ってよいAIツールと禁止するものを決め、AIガバナンスの方針と合わせて運用します。
14/当社について
Microsoftの上位パートナー認定と、ID・セキュリティ・AIエージェント統制の支援体制
Microsoftの上位パートナー認定
「AI Platform on Microsoft Azure」「Agentic DevOps with Microsoft Azure and GitHub」の2つのSpecializationを取得しています。2024年に「AI イノベーション パートナー オブ ザ イヤー」を受賞しました。
AIエージェントの統制
Agent 365を中心に、エージェントの登録・ID・権限・監視の統制基盤の設計を支援しています。
自社での利用
自社の業務環境でもIntuneを使い、管理状況の診断と登録の計画を進めています。
15/はじめ方
端末管理の現状診断から部署ごとの展開までの5ステップのスタートプラン
まず現状の管理状況を測り、少人数のパイロットで業務への影響を確かめてから、部署ごとに広げます。
1
STEP 1 現状診断
端末の台数と内訳、台帳、管理の方法、Microsoft 365のライセンスとEntra IDの利用状況を確かめます。効果を比べる基準となる現行工数もここで測ります。
2
STEP 2 方針の決定
会社支給端末と私物端末の扱い、登録の方法、満たすべきルール、アクセスの条件を決めます。
3
STEP 3 設定の準備とパイロット
設定・アプリ・更新を用意し、少人数で試して、業務への影響と問い合わせの量を確かめます。
4
STEP 4 部署ごとの展開
部署単位で広げ、利用者向けの手順書と問い合わせ窓口を整えます。
5
STEP 5 運用の定着と拡張
定期的な状況確認とルールの見直しを運用に組み込み、Cloud PCやAIエージェントの統制へ広げます。X-Tech FDEで現場に入り込んで伴走します。
AIエージェントの試作と、その統制の設計を同じ題材で確かめたい場合は、HWS Agent Camp(約2週間の事前準備と2日間の集中開発)を使えます。業務部門でのCopilot活用は、HWS Copilot Agent Campで支援します。
16/関連ソリューション
AIエージェントの
セキュリティ運用を設計する。
Agentic Security. AIエージェントのID・権限・データ接続・実行履歴を把握・保護する運用基盤です。
最初の1業務を、
2日間で試作する。
HWS Agent Camp. 専門エンジニアが伴走する2日間の集中開発で、AIエージェントのプロトタイプを構築します。
17/よくあるご質問
Q. Microsoft Intune(マイクロソフト インチューン)とは何ですか。
A. 会社のPC・スマートフォン・タブレットとアプリを、インターネット経由で一元管理するMicrosoftのクラウドサービスです。端末ごと管理するMDMと、仕事のアプリとデータだけを守るMAMの両方の機能があります。
Q. MDMとMAMは何が違いますか。
A. MDM(モバイルデバイス管理)は端末全体を会社の管理下に置く方法で、主に会社支給の端末に使います。MAM(モバイルアプリケーション管理)は、端末は個人のままで、仕事用のアプリとデータだけを守る方法で、私物端末(BYOD)に向いています。
Q. Intuneのライセンスはどれに含まれていますか。
A. Microsoft 365 E3・E5、Microsoft 365 Business Premiumなどに含まれています。上位の機能の範囲は改定されることがあるため、導入時に最新の公式情報を確かめたうえでご提案します。
Q. Entra IDとIntuneはどう違いますか。
A. Entra IDは人のIDとサインインを管理し、Intuneは端末とアプリを管理します。Intuneが「ルールを満たしている」と判定した端末からだけ社内のデータに入れるようにするには、両方を組み合わせます(条件付きアクセス)。Entra IDの設計も支援しています。
Q. 私物のスマートフォンを管理すると、写真や個人データも会社に見られますか。
A. MAMで仕事のアプリだけを守る方法を選べば、端末を会社に登録する必要はなく、会社が見られる・消せるのは仕事のアプリのデータに限られます。社員向けの利用ルールで、見られる範囲を説明します。
Q. 社内サーバのグループポリシーで管理していますが、置き換えが必要ですか。
A. すぐに全部を置き換える必要はありません。社外で使う端末やスマートフォンからIntuneに移すなど、現状の診断結果に合わせて段階的に進めます。
Q. AIエージェントとIntuneは関係がありますか。
A. Microsoftは、Intuneに登録したWindows端末で許可されていないAIエージェントを見つけて止める機能(試験提供中の機能・プレビュー)や、AIエージェント専用のCloud PC向けのセキュリティ設定の標準を加えています。当社は、これらをAgent 365によるAIエージェントの統制とつなげて設計します。
Q. 効果はどのくらい出ますか。
A. 一律の削減率はお約束できません。最初の診断で、端末の準備・設定配布・紛失対応などの現行工数を測り、貴社の状況に合わせて効果を算出します。
Q. 最初は何から始めればよいですか。
A. 端末とIDの棚卸し(現状診断)から始めます。端末の台数と管理の方法、ライセンスの状況を確かめ、少人数のパイロットで業務への影響を確かめてから広げます。
Microsoft Intuneのご相談
端末管理の現状診断、会社支給端末とBYODのルール設計、ID・Cloud PC・AIエージェントの統制との一体設計まで、貴社の状況に合わせてご提案します。
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