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2016.11.17 IoT向け次世代通信規格LPWAを採用した認知症高齢者の見守り捜索サービスを株式会社LiveRidge、39Meisterと連携し開発致しました。

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IoT向け次世代通信規格LPWAを採用した
認知症高齢者の見守り捜索サービスを開発

~LiveRidge、39Meisterと連携し評価用IoT機器
およびシステムを開発し見守り捜索実験に成功~



株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠田庸介)はこの度、低消費電力で長距離通信を実現する規格として注目を集めるLPWA技術を採用した認知症高齢者の見守り捜索クラウドサービス『LiveAir』の開発を株式会社LiveRidge (本社:東京都港区、代表取締役:澤和寛昌)、39Meister(株式会社NTTドコモと株式会社ハタプロの共同事業)と連携して行いました。そして、同サービスの評価版を用いて実施した捜索実証実験に成功し、その有用性を確認できたことをお知らせします。



◆認知症高齢者の見守り捜索クラウドサービス『LiveAir』とは

警察庁が発表した統計によると、2015年の認知症またはその疑いによる行方不明者は全国で12,208人を記録し、3年連続で1万人を超える結果となりました。

現状、位置情報やIoT技術などを活用した、認知症の方のための「見守りサービス」は既に存在しているものの、通信にかかるコストやバッテリーが問題となるケースが多くあり、より低コストで耐久性の高いサービスの実現が必要とされています。

一方IoTの分野においては、「LPWA(Low Power、Wide Area)」と呼ばれる新たな通信技術が注目を集めており、LiveRidgeは、低コストかつ耐久性の高い「見守りサービス」を開発するにあたって、このLPWA技術の活用が有効であると考えています。

『LiveAir』では、LPWA通信を利用して取得した高齢者(送信機)の位置情報を、その家族や事前に指定した支援者(介護施設や地域住民など)がインターネットから閲覧することが可能です。

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◆LPWA技術とは

LPWA(Low Power、Wide Area)は、LoRaやSigfox等の規格で注目を集める、低消費電力で長距離通信を実現する通信方式として急速な普及が見込まれている技術です。小型電池で数年動作し、数キロメートルの広範囲でデータを送信することができます。

lpwa.png

◆実証実験について

・実施日:2016年10月21日(金)
・実施場所:介護デイサービス「イデア烏山」(東京都世田谷区)周辺
・実施方法:
   位置情報受信端末を設置した「イデア烏山」から、送信端末を持った高齢者が
   行方不明となったことを想定して実施。
   行方不明発覚後(開始5分後)、3つの異なる場所に散らばった捜索チームが
   『LiveAir』のWeb画面に表示される高齢者の位置情報をもとに捜索を行った。
   本実験は計3回行い、いずれも捜索開始から15分以内に高齢者を発見することに成功しました。

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◆会社概要

株式会社LiveRidge
・URL:http://www.liveridge.com/
・代表者:代表取締役 澤和寛昌
・主な事業の内容:介護業界向けシステムの開発・提供・LPWA(LoRa)通信技術の研究
  検証支援・人材採用コンサルティング・介護士・看護師の人材派遣

39Meister
・URL:https://39meister.jp/
・主な事業の内容:IoTプロダクトの企画・設計支援、及び試作・量産受託等の事業化支援を行う
  株式会社ハタプロと株式会社NTTドコモによる共同プロジェクト。

株式会社ヘッドウォータース
・URL:https://www.headwaters.co.jp
・代表者:代表取締役 篠田庸介
・所在地:東京都新宿区新宿2-16-6新宿イーストスクエアビル7F
・設立 :2005年11月
・資本金:1 億 4374万円
・主な事業の内容:ロボットアプリ開発、システムインテグレーション



◆プレスのお問い合わせ先

ヘッドウォータースPR事務局((株)イニシャル内)
担当 :石井、篠田、藤原
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