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2023.02.15 エッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS™」とインテリジェントビジョンセンサー「IMX500」を活用した、「SyncLectシリーズ」による企業のスマート化支援サービスを強化

 AIソリューション事業を手掛ける株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠田 庸介、以下「ヘッドウォータース」)は、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(本社:神奈川県厚木市、代表取締役社長 兼 CEO 清水 照士、以下「SSS」)が提供するエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS™」(※1)とインテリジェントビジョンセンサー「IMX500」(※2)を活用し、スマートストアやスマートビルディング、スマートファクトリー、スマートシティの推進に取り組む企業向け支援サービスを強化してまいります。
AITRIOS_logo_synclect_logo1200_598.png ■「AITRIOS」と「IMX500」を活用した具体的な取り組みについて
①SyncLect(シンクレクト)シリーズへの活用
ヘッドウォータースは、店舗やオフィス、製造ラインのスマート化を支援するエッジAIソリューション「SyncLectシリーズ」を提供しています。このSyncLectシリーズに「AITRIOS」と「IMX500」を活用することで高性能のセンシングソリューションを効率的に開発することが可能となりました。

「AITRIOS」と「IMX500」を活用したエッジAIソリューションは、エッジAIデバイスで収集した大量のデータを画像解析することで、店舗における商品管理やお客様の属性検知、設備メンテナンスを行うためのデジタルツイン、製造ラインにおける不良品検知といった様々な活用シーンで高い成果を出すことが期待でき、既に複数の顧客企業へ導入が進んでおります。
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②「Console Developer Edition」の活用
ヘッドウォータースは、SSSが2022年11月より日本で「AITRIOS」を構成する有償サービスとして提供を開始した「Console Developer Edition(コンソール デベロッパーエディション)」を導入しています。これは、主にアプリケーションデベロッパーやAIデベロッパーによるソリューション開発と運用を支援するものとなります。
これによりSSSが保有するクラウドインフラ上でエッジデバイスのセットアップやクラウドへの接続、アプリケーションやAIモデルの開発、ソリューションの運用を手軽に実施できる環境を構築し、SSSが掲げる「パートナー企業と共にセンシングソリューションの社会実装を加速していく」という目標実現に向けた取り組みを始めています。
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③共同イノベーションラボ参加による技術力の強化
ヘッドウォータースは、SSSと日本マイクロソフト株式会社 (以下、マイクロソフト)が手掛ける共同イノベーションラボに参加しています。共同イノベーションラボではソニーとマイクロソフト両社から技術エンジニアの支援を受け、「AITRIOS」と「IMX500」、およびMicrosoft Azure 上で提供するAIサービス 「Azure Cognitive Services (人間の認知機能を API として利用可能) 」を使ったトレーニングと技術検証を行っています。
共同イノベーションラボ公式サイト:https://aka.ms/SSS_co-innovation

④「Microsoft Azure」に関する技術力と「AITRIOS」、「IMX500」の連携
ヘッドウォータースでは、マイクロソフトから「Data & AI (Azure)ソリューションパートナー」、「Digital & App Innovation (Azure)ソリューションパートナー」の認定(※3)を受けています。
この「Microsoft Azure」に関する高度な技術力も生かし、「AITRIOS」、「IMX500」と「Microsoft Azure」を連携させたエッジAIソリューションの開発を推進していきます。

■「AITRIOS」と「IMX500」の活用に関する今後の取り組みについて
今後、ヘッドウォータースでは「AITRIOS」と「IMX500」を活用したエッジAIソリューション「SyncLectシリーズ」の展開を拡大し、より多くの顧客企業に向けてスマート化の支援を行ってまいります。また、SSSが運営する「AITRIOS」パートナー向けマーケットプレイスを通じてプロダクトの提供も進めていく予定です。

■関係者コメント
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
システムソリューション事業部 統括部長 辻 裕樹氏
「SSSの持つ革新的なエッジAI技術と、ヘッドウォータースが提供するAIソリューションの豊富な社会実装経験を掛け合わせることで、さまざまな産業における課題解決への貢献、スマート化を加速してまいります。」

株式会社ヘッドウォータース
代表取締役 篠田 庸介
「ヘッドウォータースは、エッジAIソリューション開発提供によって企業のDXを支援しています、そこにソニーセミコンダクタソリューションズが持つ革新的なインテリジェントビジョンセンサーやエッジAIセンシングプラットフォームを活用することで、さらに高性能なソリューションの提供が可能となりました。この取り組みを一層強化することにより、日本全体のDX推進に大きく貢献できると確信しております。」

 なお、本件による当社の当期業績に与える影響は軽微であります。今後開示すべき事項が発生した場合には速やかにお知らせいたします。


※1:「AITRIOS」とは
AITRIOSは、SSSが提供するAI処理機能を搭載したインテリジェントビジョンセンサー「IMX500」や、AIカメラなどのエッジデバイスを活用したセンシングソリューションの効率的な開発・導入を可能にするプ ラットフォームです。
AITRIOSには開発環境、マーケットプレイス、クラウドサービスなどソリューションの開発に必要なものを集約しています。イメージセンサーの開発と製品に強みをもつSSSだから提供できる、エッジAIに最適な センサーの設定によってパートナーによる高性能で信頼性の高いソリューション構築を実現します。
▼参照元 
https://www.aitrios.sony-semicon.com/

※2:「IMX500」とは
IMX500は、イメージセンサーとして世界初となるAI処理機能を搭載したインテリジェントビジョンセンサーです。IMX500は、イメージセンサーにAI処理機能を搭載することで高速なエッジAI処理を可能にし、 必要なデータだけを抽出することで、クラウドサービス利用時におけるデータ転送遅延時間の低減、プライバシーへの配慮、消費電力や通信コストの削減などを実現します。
本製品を採用することにより、AI機能を実装したカメラの開発が可能となり、小売業界や産業機器業界における多様なアプリケーションの実現や、クラウドと協調した最適なシステムの構築に貢献します。
▼参照元
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/News/Press/202005/20-037/

※3:マイクロソフトからのパートナー認定についてはこちらをご覧ください
https://www.headwaters.co.jp/news/microsoft_solution_partner.html
■商標について
記載されているAITRIOS、およびそのロゴは、ソニーグループ株式会社またはその関連会社の登録商標または商標です。またその他の製品名などの固有名詞は、ヘッドウォータースの商標または登録商標です。

<会社情報>
会社名:株式会社ヘッドウォータース
所在地:〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
代表者:代表取締役 篠田 庸介
設立 :2005年11月
URL:https://www.headwaters.co.jp

<本件のお問い合わせ>
株式会社ヘッドウォータース
メール:info@ml.headwaters.co.jp