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2025.12.16 「進化計算シンポジウム2025」で研究発表、関連プログラムの運営参画でAI技術革新を推進


 AIソリューション事業を手がける株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠田庸介、以下「ヘッドウォータース」)は、 12月19日から21日に開催される「進化計算シンポジウム2025」の関連プログラム「進化計算コンペティション2025」において、幹事として運営に協力します。また、同シンポジウム内のポスターセッションで研究発表を行います。

■協力の目的
 進化計算は、生物の進化プロセスを模倣したアルゴリズムで、最適化問題を解決するための強力な手法です。
特に、複雑な最適化問題や従来のアルゴリズムでは解決が難しい課題に対して効果を発揮します。 例えば、大規模言語モデル(LLM)への指示文(プロンプト)の改良に進化計算を用いることで、 人手による試行錯誤を低減し、高品質な出力を自動的に得ることが可能となります。
 ヘッドウォータースは、「進化計算コンペティション2025」を通じて、進化計算技術の実用化や産学連携の促進を期待しています。
今回の協力により、AIモデル開発や複雑な最適化課題の解決に向けた新しいアプローチが生まれることを目指します。
 その一環として、当社社員の下斗米貴之(以下「下斗米」)が幹事として「進化計算コンペティション2025」の運営に協力し、さらに「進化計算シンポジウム2025」にて研究成果を発表します。

■「進化計算コンペティション2025」の概要
 当コンペティションは、進化計算の実応用と産学交流を促進するために、2017年に始まった最適化コンペティションです。今年の課題は、「誘導モータの最適設計問題」です。実数変数と整数変数が混在する設計問題で、限られた評価回数の中で最も効率の良いモータ設計を競います。
 ※詳細はこちらをご覧ください:
  https://opthub.ai/ja/competitions/eccomp2025

■研究発表について
 「進化計算シンポジウム2025」において下斗米は、同じく当社社員の竹石 興紀と共著で『LLM(大規模言語モデル)の比較評価を活用した物語翻訳の最適化』に関する研究を、ポスターセッションで発表します。
 ※詳細はこちらをご覧ください:
 http://www.jpnsec.org/symposium202503.html

■今後について
 ヘッドウォータースは、進化計算をはじめとする最適化技術を、AIソリューション事業におけるモデル設計や業務プロセスの自動化などに積極的に応用します。学術コミュニティと連携し、社会課題の解決に貢献する技術開発を進めます。

以上

■参考情報
・2025年度 人工知能学会全国大会 (第39回)において、「ローカル環境におけるSLM活用」と「GraphRAGを用いたシナリオ自動翻訳」に関する研究成果を発表
https://www.headwaters.co.jp/news/hws_di_jsai2025.html

・機械学習に関する日本最大級のワークショップ(IBIS2024)にて、「LLMによる教材生成とモニタリング機構を備えた学習支援システム」の発表を行いました
https://www.headwaters.co.jp/news/ibis2024_hws_announcement.html

・「進化計算コンペティション2024」の問題作成委員として運営に協力
https://www.headwaters.co.jp/news/competitions_eccomp2024_support_hws.html

■商標について
 記載されているイベントなどの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

■会社情報
 会社名:株式会社ヘッドウォータース
 所在地:〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
 代表者:代表取締役 篠田庸介
 設 立:2005年11月
 URL :https://www.headwaters.co.jp/

■本件のお問い合わせ先
 株式会社ヘッドウォータース
 メール:info@ml.headwaters.co.jp