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2025.07.04 ヘッドウォータース、Microsoft AzureでAIエージェントを検討している企業向けに「Azure AI Foundry Agent Service」ハンズオン型AgentOpsラボサービス開始
AIソリューション事業を手掛ける株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠田 庸介、以下「ヘッドウォータース)」は、マイクロソフトが提供する「Azure AI Foundry Agent Service」※ハンズオン型AgentOps※ラボサービスを開始いたします。
※Azure AI Foundry Agent Serviceとは
Azure AI Foundry Agent Serviceは、マイクロソフトが提供するエンタープライズ向けのAIエージェント開発・運用基盤であり、Azure AI Foundryの中核を担うサービスです。Azure AI Foundry Agent Serviceは、大規模言語モデル(LLM)を活用したAIエージェントで、設計・構築・デプロイ・運用まで一貫して支援する統合ランタイム環境です。企業がAIエージェントを安全・スケーラブル・信頼性の高い形で本番環境に導入できるよう設計されています。
※AgentOpsとは
AgentOps(エージェントオプス)とは、AIエージェントの開発・運用・監視・評価・改善を一元的に管理するための新しい運用フレームワークで、企業が本番環境でAIエージェントを安全に運用するための基盤として導入が進んでいます。AIの透明性・説明責任を求める規制が強化される中、AgentOpsはコンプライアンス対応の要としても注目されており、企業の標準運用プロセスの一部となる見込みです。
ヘッドウォータースでは、「Azure OpenAI Service」や「Microsoft 365 Copilot」による企業向け生成AIのサービスラインナップ拡充を行う中、企業向けの生成AI基盤構築やAIエージェント※導入に向け、当社の技術力を活かしたRAG(Retrieval Augmented Generation)システムや伴走支援型ラボを多くの企業向けに提供してまいりました。
そのような中、今後AIエージェントが業務の中核を担う時代においては、「作って終わり」ではなく「運用して育てる」ことが求められています。
また、大規模言語モデル(LLM)を基盤とするAIエージェントは、単純な応答生成を超えて、意思決定や業務プロセスの自動化まで担うようになっていきます。
※AIエージェントとは
AIエージェントは、自律的に特定のタスクを実行するインテリジェントなシステムです。これらのエージェントは、複数のAIモデルを組み合わせて、単一のモデルでは困難な高度なタスクを自動で実行します。企業では、電話応対やスケジュール管理、データ入力などの業務を自動化するために利用され、効率的なビジネス成果を達成するのに役立ちます。AIエージェントの国内市場は急速に成長しており、2024年から2030年にかけての年平均成長率(CAGR)は44.8%と予測されています。
しかしその一方で、以下のような課題が生じています。
・マルチエージェント※やMCP/A2Aによるエージェントアーキテクチャの複雑化
・内部の動作ロジックが不透明でエラー発生時の原因特定が困難
・意図しない動作のリスクや野良エージェント対策
・説明責任や透明性の欠如
・AIエージェント開発や継続改善サイクルの高コスト化と負担増加
・とりあえず試してみたがうまくいかない
※マルチエージェントとは
マルチエージェントシステムは、複数のエージェントが相互に作用し、協調してタスクを達成するシステムです。各エージェントは自律的に行動し、周囲の環境や他のエージェントと情報を交換しながら、全体としての目標を達成します。
これらの課題を解決するためにヘッドウォータースでは、一般公開前から検証を重ねてきた「Azure AI Foundry Agent Service」※の導入支援並びにAgentOpsラボサービスを開始しました。AIエージェントを取り入れたい企業のIT部門、DX部門向けに伴走支援を行います。
尚、本サービスは既に複数の大手企業から受注が決定しております。
■サービス概要
①Azure AI Foundry ワークショップ/アセスメント
AIエージェントとAzure AI Foundry、Microsoft Copilot Studio(以下Copilot Studio)などの基本的な理解を行うためのワークショップと実践によるハンズオンワークショップで構成したサービスメニューです。まずは基本概念を抑えて頂き、アセスメントを通してMicrosoft 365 Copilot/Copilot Studio/Azure AI Foundry Agent Serviceを使い分けるAIエージェントのロードマップ策定、並びに期間内に目指すべきKPIをご提案いたします。
②Azure AI Foundry Agent Serviceを利用した高速MVPエージェントハンズオン開発
とにかく実際に動くものを短期間で構築したいお客様向けにハンズオン型で高速MVP開発を支援いたします。既存のエージェントカタログを活用することで短期間での構築を実現し、お客様の開発チームと伴走しながら支援することで、Azure AI Foundry Agent Serviceを実際に開発しながら学び、自律的に内製開発に取り入れて頂くための足掛かりとなります。
③Azure AI Foundryを軸にしたデータセントリックアーキテクチャ策定支援
単にAzure AI Foundry Agent Serviceを使ってみただけでは、高難度な取り組みまで至らないケースがあります。その解決策の1つとして、Microsoft FabricやAzure Databricksと言ったデータプラットフォーム活用と合わせてAgentic RAGやAgentic Workflow設計、MCP/A2A対応、マルチエージェント基盤策定が必要となります。ヘッドウォータースの専門知見を活用し、データセントリックアーキテクチャ策定支援を行います。
④Azure AI Foundry Agent Serviceマネージドサービス
AIエージェント利用ガイドライン策定支援、プロンプト設計、ガードレール設計、品質モニタリング、トレーシングログ監視、評価レポーティング、Microsoft Entra連携、コンテンツフィルタ設定、LLMモデル選定/更新支援、ツール統合支援、エージェント利用のためのトレーニングやナレッジベース構築、Agentic RAGの品質改善、セキュリティやガバナンス対応支援などAzure AI Foundry Agent Service導入後の規模に合わせた支援としてAgent Ops対応を行います。
■今後について
当社は、AIエージェントがすべてのプラットフォーム、すべてのDXプロジェクトに適用できると考えております。
今後は、Agentic Retrievalを活用した回答品質改善やEntra Agent IDを活用したアクセス制御、NLWebを活用した自然言語インターフェースの実装など、お客様のAIエージェント構築支援を通して、お客様の労働生産性の向上を行っていきます。さらに、お客様独自のAIエージェントを活用した新規事業支援を図ってまいります。
また、当社の掲げるアライアンス戦略において顧客企業ともビジネスパートナーとなり、共に生成AI経済圏を拡大する取り組みを行ってまいります。
以上
■参考
・AIエージェントプラットフォーム「SyncLect AI Agent」のMCP連携開始
https://www.headwaters.co.jp/news/synclect_ai_agent_mcp.html
・大和証券と協働し、AIオペレーターを開発 ~ 生成AI活用による顧客体験(CX)変革を実現 ~
https://www.headwaters.co.jp/news/hws_daiwa_ai_operator.html
・「Azure OpenAI Service OpenAI o1」や「GitHub Copilot」などの生成AIをマイグレーションに活用する「マイグレーションAIエージェント サービス」を開始
https://www.headwaters.co.jp/news/migration_aiagent_service.html
・マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2024において 「AI イノベーション パートナー オブ ザ イヤー アワード」を受賞
https://www.headwaters.co.jp/news/microsoft_Japan_partner_year_award_2024.html
■商標について
Microsoft、Azure、Microsoft 365、Bing、SharePoint、Microsoft Entraは、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。Microsoft 365は、Microsoft Corporationが提供するサービスの名称です。その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
■会社情報
会社名:株式会社ヘッドウォータース
所在地:〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
代表者:代表取締役 篠田 庸介
設 立:2005年11月
URL :https://www.headwaters.co.jp
■本件のお問い合わせ先
株式会社ヘッドウォータース
メール:info@ml.headwaters.co.jp