Topics 最近のTopics
2023.12.08 伊藤忠商事「バーチャルオフィス」の生成AI及び Microsoft Fabric等のデータプラットフォーム活用を支援しました ~ Microsoft Ignite Japanで支援内容が紹介されます ~
AIソリューション事業を手掛ける株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠田 庸介、以下「ヘッドウォータース」)とAIソリューション開発を手掛けるDATA IMPACT JOINT STOCK COMPANY(本社:ベトナム ハノイ市、代表者:Dang Quang Duy、以下「DATA IMPACT」)は、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)の組織横断協業プラットフォーム「バーチャルオフィス」(※1)が取り組むプロジェクト「生成AIを活用したビジネスの創造」を支援いたしました。
なお、2023年12月13日開催の「Microsoft Ignite Japan」において、伊藤忠商事からプロジェクト内容が紹介されます。
■バーチャルオフィスとは
伊藤忠商事の「バーチャルオフィス」は、希望する社員が時間を有効活用しながら、自らが高い関心・熱意を持つ本業以外の案件に携わることが出来るオンライン上のプラットフォームです。2023年4月に正式導入され、2023年度は16案件(※2)を取り扱い、約80名の社員が案件毎に新規事業創出に向けた議論を行っています。
今回、「生成AIを活用したビジネスの創造」プロジェクトが開始されるにあたって、ヘッドウォータースの生成AI活用に関する技術力や実績(※3)が評価されプロジェクトパートナーに選定されました。
ヘッドウォータースは、Azure OpenAI ServiceやMicrosoft Fabric(※4)等のデータ基盤プラットフォームの活用に向けたMVP(Minimum Viable Product:成果をより早く簡単に得られるようにする仕組み)の構築を支援しました。
【具体的な支援内容】
今回のヘッドウォータース様との取り組みでは、生成AIを活用し、伊藤忠商事の多岐にわたるビジネスドメインを担当する社員が抱える業務上のボトルネックの解決及び独自のデータ活用方法について検討を進めてまいりました。
生成AIのインテグレーションサービスに早くから取り組まれ、Microsoft製品に精通するヘッドウォータース様のエンジニアの皆さまと、今後も当社の様々なビジネスドメインに同様のアプローチで生成AIのインテグレーションを進め、新たなビジネスの創出に取り組んで参ります。
当社はAzure OpenAI Serviceの活用を中心にエンタープライズ系企業への生成AI導入を支援してまいりました。大企業における生成AIやデータの活用には、セキュアで効率的な環境構築や適切なプロンプト設計など、いくつかの課題をクリアする必要があります。
その中でも一番の要諦は、顧客企業自体が主体的に生成AIおよびデータ活用を推進する意志を持つことですが、今回の伊藤忠商事様の取り組みはその最大の課題をクリアし、生成AIとデータを活用した企業の進化を促す可能性があると感じております。今後このスキームが大企業の生成AIとデータ活用のメインストリームになるのではと期待しております。
当社は引き続き「生成AIを活用したビジネスの創造」プロジェクトのパートナーとして、ビジネスプラン3案のMVPおよび事業化を支援して参ります。また伊藤忠商事様の外販AIサービス開発への協力にも取り組んで参ります。
日本マイクロソフトは、ヘッドウォータース様の支援による伊藤忠商事様の「Azure OpenAI Service」と「Microsoft Fabric」を活用した新規事業創造の取り組みを心より歓迎いたします。
昨今のAIのトレンドの中で、データの重要性を再認識するユーザー企業様が増加しています。
Microsoft Fabricは、単一の分析環境にデータを統合し、データを利用したい場合にスピーディに集め、活用できることにフォーカスした製品であり、データ分析に必要なテクノロジーをすべて含んでおります。
Azure OpenAI リファレンスアーキテクチャ賛同プログラムAdvanced Partnerであるヘッドウォータース様が持つ生成AIを生かす実績と、Microsoft Fabricのデータ基盤が合わさることで、よりお客様の業務に根付いたAIの浸透が進むことを期待しています。
今後も、日本マイクロソフトはヘッドウォータース様との連携を通じ、AIの活用を通じたデジタルトランスフォーメーションを推進してまいります。
■伊藤忠商事のMicrosoft Ignite Japan登壇について
伊藤忠商事の「生成AIを活用したビジネスの創造」プロジェクトが日本マイクロソフトから最先端AI活用事例として評価され、Microsoft Ignite Japanへの登壇が決定しました。セッションでは、ヘッドウォータースの支援内容も含めたプロジェクトの取り組みが紹介されます。
セッション:【Keynote】 Microsoft Copilot で実現する AI トランスフォーメーション
日程:2023年12月13日 10:00~11:30
内容:Microsoft の AI ソリューションがどのようにお客様の変革を支援するのか、Microsoft Ignite での主要なアップデートと日本のお客様事例を交えご紹介します。また GitHub 開発責任者より最新のロードマップもご説明します。
イベント参加申し込みはこちら:Microsoft Events - Microsoft Ignite Japan (大阪会場)
■今後について
ヘッドウォータースでは、伊藤忠商事「バーチャルオフィス」が進める生成AIを活用した新規事業3件を引き続き支援して参ります。
また、本支援を通じて得たノウハウやマイクロソフトとの連携を生かし、Azure OpenAI Service及びMicrosoft Fabric等のデータ基盤プラットフォーム活用に取り組むエンタープライズ系企業へのMVP構築支援サービスを強化して参ります。
なお、本件による当社の当期業績に与える影響は軽微であります。今後開示すべき事項が発生した場合には速やかにお知らせいたします。
※1:組織横断協業プラットフォーム「バーチャルオフィス」の導入について
https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2023/230222.html
※2:「バーチャルオフィス」によるフェムテック取組強化について
https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2023/230727.html
ヘッドウォータースではAzure OpenAI Serviceの統合開発を行っております。
https://www.headwaters.co.jp/service/azure/openai_service.html
「Azure OpenAI Service」利用企業向けにLLM技術のナレッジシェアと伴走支援体制を構築する「プロンプトエンジニアリングラボ」サービス開始
https://www.headwaters.co.jp/news/synclect_generative_ai.html
「Azure OpenAI Service ×音声」による企業向けGPTサービスラインナップについて
https://www.headwaters.co.jp/news/azure_openai_service_gpt_voice.html
Microsoft365利用企業向けに 「Azure OpenAI Service」を最短1日から始められる 「Power Platform」向けAIチャットボット導入サービス開始
https://www.headwaters.co.jp/news/microsoft365_PowerPlat_azure_openai_bot.html
※4:Microsoft Fabric とは
https://learn.microsoft.com/ja-jp/fabric/get-started/microsoft-fabric-overview
https://www.headwaters.co.jp/news/msol_generative_ai_project_labo.html
※Microsoft、Microsoft Ignite、Azure、Microsoft 365は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または 商標です。
※ Microsoft 365 は、Microsoft Corporation が提供するサービスの名称です。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
会社名:伊藤忠商事株式会社
所在地:東京都港区北青山二丁目5番1号
代表者:代表取締役社長COO 石井敬太
事業内容:繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野における国内、輸出入および三国間取引 等
資本金:253,448百万円
設立年月:1949年12月1日
URL:https://www.itochu.co.jp/ja/index.html
会社名:株式会社ヘッドウォータース
所在地:〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
代表者:代表取締役 篠田 庸介
設 立:2005年11月
URL :https://www.headwaters.co.jp
■本件のお問い合わせ先
株式会社ヘッドウォータース
メール:info@ml.headwaters.co.jp