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GitHub Copilot
実業務への適用・⁠開発標準化・⁠組織定着までのAI駆動開発支援

GitHub Copilotは、ソフトウェア開発をAIが手伝う、GitHub公式のサービスです。当社は、ライセンスの配布や研修にとどまらず、貴社の実際の開発業務に適用して効果を測り、AIが従う開発ルールや手順を整え、統制を保ちながら組織に定着させるところまで支援します。

01/Copilotとは

GitHub Copilotとは:開発の現場で使うAIアシスタントとAIエージェント

GitHub Copilot(ギットハブ コパイロット)は、プログラムを書く・読む・直す・確かめるといったソフトウェア開発の作業を、AIが支援するGitHub公式のサービスです。開発者が使う編集ソフトやGitHubの画面の中で動き、書きかけのプログラムの続きを提案したり、質問に答えたり、依頼された作業をまとめて進めたりします。AIの頭脳にあたる言語モデルは、OpenAI・⁠Anthropic(Claude)・⁠Googleなどの複数から、作業に合わせて選べます。

最近の中心は、AIエージェントとしての使い方です。AIエージェントとは、指示を受けて自分で手順を考え、複数の作業を続けて実行するAIのことです。GitHub Copilotでは、作業の依頼(Issue)を割り当てると、AIが変更を作り、人が確認するための変更案(プルリクエスト)を提出します。最終的に取り込むかどうかは人が判断します。

使い方の広がり
書きながら続きを提案してもらう入力中のプログラムから、次の行や処理のまとまりを提案(コード補完)
→
相談しながら質問して答えを得る既存のプログラムの説明、修正方法、テストの書き方を対話で確認(Copilot Chat)
→
任せて確かめる作業を任せて、人が確認する依頼をAIが進めて変更案を提出し、人が確認して取り込む(エージェント)
GitHub Docs「GitHub Copilot の機能」の記載をもとに作図
名前の似たCopilotとの違い
GitHub Copilot 使う人:開発者・⁠開発チーム プログラムの作成・⁠調査・⁠修正・⁠確認を支援する。開発の作業そのものをAIと進める。
Microsoft 365 Copilot 使う人:社員全般 Word・⁠Excel・⁠Teams・⁠Outlookなどの業務アプリで、文書作成や情報の検索・⁠要約を支援する。
Copilot Studio 使う人:業務部門・⁠IT部門 画面の操作で業務用のAIエージェントを作る。Copilot Studioは、プログラムを書かずに作れるのが特徴。
GitHub Copilotを使うメリット
開発が速くなる 定型的なプログラムやテストの作成、既存プログラムの調査をAIが担い、人は判断と確認に時間を使えます。
品質の差が縮まる 共通のルールをAIに読ませることで、経験の浅いメンバーでも、決められた書き方・⁠確かめ方で作業できます。
人の確認を残せる AIが作った変更は、変更案として人が確認してから取り込みます。任せる範囲と確認の手順を決めて使えます。
モデルを選べる 作業に合わせてOpenAI・⁠Claudeなどのモデルを使い分けられ、特定のAIに依存しない体制を作れます。
記録が残る GitHub上で、誰がいつ何を変えたかの履歴と、AIの利用状況を管理できます。
いつもの道具で使える 開発者が普段使う編集ソフトとGitHubの中で動くため、新しい画面を覚える負担が少なく済みます。

02/注目される背景

個人の便利ツールから組織の開発基盤へ:AIに任せる範囲の拡大と統制

AIによる開発支援は、当初は開発者一人ひとりが入力を速くするための道具でした。現在は、設計書の作成、既存プログラムの調査、テスト、変更内容の確認(レビュー)まで、開発の工程全体にAIが入るようになっています。GitHub Copilotでも、作業を任せるエージェント機能や、組織ごとの共通ルールをAIに読ませる仕組みが加わり、チームや会社の単位で使う道具へと性格が変わりました。

任せる範囲が広がるほど、企業にとっては「誰が、いつ、AIに何をさせ、何が変わったか」を後から説明できることが重要になります。GitHub Copilotには、組織の管理者がAIの利用範囲や使えるモデルを決める管理機能と、利用状況を確かめる機能が用意されています。こうした管理機能を使って、個人任せの利用から、会社として統制された利用へ移すことが、導入の論点になっています。

導入の論点の変化
個人の利用・入力の補助として、各自が自由に使う・使い方や効果は人によってばらばら・何にAIを使ったかは本人しか知らない
→
組織の利用・設計・⁠調査・⁠テスト・⁠確認まで、工程にAIを組み込む・共通のルールと手順で、品質と効果をそろえる・権限・⁠変更履歴・⁠利用記録を会社として管理する
出典(公式ドキュメント)

03/主な機能

GitHub Copilotの主な機能と、法人向けプランの選び方

GitHub Copilotの機能は、開発者が使うものと、管理者が使うものに分かれます。業務での使い道と合わせて整理します。

できること内容業務での使い道
続きの提案コード補完 書きかけのプログラムから、次の行や処理のまとまりを提案します。 定型的な処理や、似た処理の繰り返しを素早く書く
質問・⁠相談Copilot Chat プログラムの意味、修正方法、テストの書き方などを対話で尋ねられます。 引き継いだ既存システムの理解、不具合の原因の当たりづけ
作業を任せるエージェント(コーディング エージェント) 作業の依頼を割り当てると、AIが変更を作り、人が確認するための変更案を提出します。 小さな改修やテスト追加を任せ、人は確認に集中する
変更の確認コードレビュー 変更案の内容をAIが確認し、気になる点を指摘します。 人の確認の前に、見落としや書き方のばらつきを減らす
共通ルールの読み込みカスタム指示・⁠Skills 組織の開発ルールや作業手順を、AIが毎回読み込む形で用意できます。 誰が使っても、決められた書き方と手順で作業させる。コンテキストエンジニアリングの考え方で整える
管理と利用状況管理者向け機能 利用者・⁠使えるモデル・⁠機能の範囲を管理者が決め、利用状況を確かめられます。 部門ごとの利用範囲を決め、定着度と効果を測る

法人向けには、組織での管理機能を備えた「Copilot Business」と、さらに大規模な組織向けの機能を加えた「Copilot Enterprise」があります。どちらを選ぶかは、利用する人数、社内のプログラムをAIにどこまで参照させたいか、管理の細かさで決まります。料金や機能の範囲は改定されることがあるため、導入時に最新の公式情報で確かめます。

04/導入の進め方

GitHub Copilot導入の5つの工程:対象の選定から効果測定・⁠横展開まで

ライセンスを配るだけでは、使う人と使わない人の差が広がり、効果も測れません。対象とする業務を決め、AIが従うルールを用意し、実際の業務で使いながら効果を測り、うまくいった型を他の部門へ広げる、という順に進めます。

導入の流れ
1
対象とする業務と部門の選定 既存システムの調査、設計書の作成、改修、テストなど、効果が出やすく測りやすい業務と、最初に使う部門を決めます。
対象業務・⁠成功の基準
2
ライセンスと管理の設計 プランの選定、利用者への配布、使えるモデルや機能の範囲、組織の管理設定を決めます。
管理者ガイド・⁠利用ルール
3
AIが従うルールの用意 開発ルール、作業の手順、業務の知識を、AIが読み込める指示として整えます。
共通の指示・⁠作業の型
4
研修と実業務での適用 基本の研修のあと、実際の開発作業でAIと一緒に進め、使い方を身につけます。
研修資料・⁠実務での成果物
5
効果測定と横展開 使わない場合と比べた工数や品質を測り、うまくいった型を他の部門へ広げます。
効果レポート・⁠展開計画

05/当社の支援内容

導入設計から実業務適用、開発標準化、定着・⁠統制までのGitHub Copilot支援メニュー

当社は、GitHub Copilotを使って成果が出る開発の進め方を、貴社の現場に実装し、組織に定着させることを支援の軸にしています。使い方の説明で終わらせず、貴社の実際の開発作業を一緒に進め、効果と限界を測り、作った指示やルールを資産として残します。

支援の流れ
支援 1・⁠2導入設計・⁠実業務への適用対象選定、管理設計、実際の開発作業での伴走
→
支援 3・⁠4開発標準化・⁠業務知識の接続仕様から実装までの型、AIが従うルール、外部ツールとの連携
→
支援 5・⁠6開発基盤・⁠統制テストと反映の自動化、権限・⁠記録・⁠モデルの運用
→
支援 7・⁠8定着・⁠推進体制研修、実務での指導、推進者の育成、効果測定
伴走体制:X-Tech FDE(現場に入り込む実装支援)で、貴社の開発チームと同じ作業を進めながら、やり方を引き継ぎます。
支援 1 導入設計とオンボーディング 対象部門と業務の選定、ライセンスの設計、組織の管理設定と権限・⁠利用ルールの設計、管理者ガイドの作成、初期研修までを行います。
組み合わせるサービスGitHubソリューション
支援 2 実業務への適用と開発支援 既存プログラムの調査、変更の影響範囲の分析、設計書の作成、実装、レビューを、貴社の実際の作業で一緒に進めます。使い方の説明にとどめず、現場の業務を前に進めます。
組み合わせるサービスAI駆動開発 X-Tech FDE
支援 3 仕様から実装までの開発標準化 影響の分析→設計→テストを先に書く実装→レビューを一続きで進める仕様駆動開発を適用します。設計の成果物を作業単位(Issue)に分け、GitHub Copilotでの実装へつなぐ当社の標準も使えます。
組み合わせるサービスSAIDDar
支援 4 AIが従う指示・⁠手順の整備と業務知識の接続 共通ルール・⁠作業の型・⁠手順のまとまり・⁠任せる役割の4層で指示を整え、再利用できる形で残します。プログラムの構造を調べる道具や、会議・⁠メールなどの業務情報を、外部ツール連携(MCP)でつなぐ構成も比べて選びます。
組み合わせるサービスMCP ハーネスエンジニアリング
支援 5 開発基盤の刷新と移行 テストと本番反映の自動化(GitHub Actions)への移行、その運用ルールの整理、既存システムの資料化と作り直し(モダナイゼーション)を、GitHub Copilotを使って進めます。
組み合わせるサービスSyncLect Agentic Migration Harness DevSecOps
支援 6 統制とマルチモデル運用 AIの利用をGitHub Copilot経由に集約し、アクセス管理・⁠変更管理・⁠監査証跡を前提とした開発と運用を設計します。作業に合わせたモデルの使い分けと、安全面の確認(セキュリティ検査)も組み込みます。
組み合わせるサービスGitHub Advanced Security AIガバナンス
支援 7 研修・⁠実務での指導・⁠内製化 ハンズオン研修、実際のプロジェクトでの実務指導(OJT)、教材の作成を行い、貴社の開発チームが自ら使いこなせるようにします。
組み合わせるサービスHWS Agent Camp
支援 8 推進体制づくりと効果測定 推進役の任命、利用者どうしの共有の場づくり、週次・⁠月次の利用指標、四半期の振り返り、経営層への報告までを仕組みにし、他部門への展開を支援します。
組み合わせるサービスAI Agent CoE

06/特長

AIが従うルールの4層構成:貴社の開発標準をCopilotが扱える形に

GitHub Copilotの出来は、AIにどのような前提とルールを渡すかで大きく変わります。当社は、貴社の開発ルール、作業の手順、業務の知識を4つの層に分けて整え、誰が使っても同じ品質で作業が進むようにします。作った指示や手順は、プロジェクトが終わっても使える資産として残ります。

整える4つの層
Instructions共通ルール 書き方、使ってよい部品、禁止事項、確認の観点など、どの作業でも守る開発ルール。リポジトリ(プログラムの保管場所)ごとに置き、AIが毎回読み込みます。
Prompts作業の型 影響範囲の調査、設計書の作成、テストの追加など、よく行う作業の依頼文を型にしたもの。誰が依頼しても同じ手順で進みます。
Skills手順と知識のまとまり 業務分析や移行作業など、複数の手順と必要な知識をひとまとめにしたもの。必要なときにAIが呼び出して使います。
Agent任せる役割 設計担当、レビュー担当など、役割と権限を決めたAI。任せる範囲と、人が確認する場面をあらかじめ決めます。
貴社の開発ルールと体制に合わせて構成
特長 1/3 実業務で効果と限界を測る 貴社の実際の作業に適用し、使わない場合と比べた工数を測ります。機能を足せば良くなるとは限らないため、品質・⁠やり取りの回数・⁠費用から、適した構成を見極めます。
特長 2/3 指示とルールを組織の資産にする 4層の指示、仕様駆動の手順、SAIDDarによる標準化で、作業のやり方を人ではなく組織に残します。
特長 3/3 統制と周辺基盤まで含めて定着させる 権限・⁠変更履歴・⁠監査証跡の設計、テストと反映の自動化、推進体制づくりまでつなげ、使い続けられる状態にします。

07/取り組み事例

GitHub Copilotの実業務適用・⁠開発基盤・⁠人材育成の取り組み

製造・⁠金融などの開発現場で、GitHub Copilotを実際の業務に適用し、効果を測り、開発の進め方や基盤、人材の育成までを支援してきました。お客様名は伏せ、業種と取り組み内容で紹介します。

業種・⁠テーマ取り組み内容
電機メーカー(既存システムの改修)実業務への適用・⁠効果測定 既存システムの日付処理の改修を題材に、影響範囲の調査・⁠設計書の作成・⁠レビューを17の作業で実施し、共通ルール・⁠作業の型・⁠手順のまとまり・⁠任せる役割の4層の指示を整えました。別の拠点では、実際の改修2件に、影響の分析→設計→成果物の作成→テストを先に書く実装→レビューの流れを適用しています。整えた指示と仕様の成果物は、再利用できる資産として残しました。
電機メーカー(構成の比較検証)外部ツール連携の見極め プログラムの構造を調べる道具などを外部ツール連携(MCP)で追加した構成と、標準の構成を7つの作業で比べました。標準の構成が成功率89%で最も安定し、追加した構成は費用が1.4〜1.7倍になり成功率も下回りました。足すほど良くなるとは限らないことを、数値で確かめています。
車載機器メーカー(開発基盤)テスト・⁠反映の自動化 当社グループで、既存の自動化の仕組み(Jenkins)をGitHub Actionsで再現する検証、移行に向けた要件と運用ルールの聞き取り、ハンズオン研修を実施しました。構成図・⁠検証結果の報告書・⁠研修資料・⁠運用状況についての提言書を作成しています。
精密・⁠化学メーカー(人材育成)研修・⁠教材 開発部門向けに、GitHub CopilotとAI駆動開発の講義を行い、教材を作成・⁠提供しました。
生命保険会社(実務指導)実プロジェクトでのOJT システム開発プロジェクトに参画し、お客様の開発メンバーへGitHub Copilotの使い方を、実際の作業を通じて指導しました。
大手事業者を含む複数の受注案件統制されたマルチモデル運用 GitHub Copilotを介してClaudeを利用し、アクセス管理・⁠変更管理・⁠監査証跡を前提とした環境で、作成支援からレビュー、設計書の作成まで実運用しています。OpenAIとClaudeのモデルを作業に応じて使い分けています。
公開している関連の取り組み
JR東日本「HirakeBA」をAI駆動開発で支援
AI駆動開発の顧客適用 JR東日本「HirakeBA」をAI駆動開発で支援 設計・⁠実装・⁠レビューの全工程にAI駆動開発を適用。同一スコープ・⁠同等品質を前提とした当社試算で、開発工数約92%削減、開発期間約47%短縮です。
ガバナンス対応型AI駆動開発(Claude活用)
統制されたAI駆動開発 ガバナンス対応型AI駆動開発(Claude活用) GitHub Copilotを介してClaudeを利用し、アクセス管理・⁠変更管理・⁠監査証跡を前提とした環境で、大手事業者を含む複数の受注案件に実装・⁠運用しています。
Agentic DevOpsソリューションの提供
GitHub認定パートナー Agentic DevOpsソリューションの提供 GitHubチャネルパートナーとして、GitHub Copilotと当社のAIエージェント・⁠AI駆動開発の知見を組み合わせ、開発から運用までを支援しています。

08/顧客価値

使われない・⁠効果が見えない・⁠統制できないの解消と、役割別の効果

よくある課題当社の進め方得られる価値
ライセンスを配ったが、使う人が一部に限られる 対象業務を決め、実際の作業で一緒に使いながら身につける 使い方が業務に結びつき、利用が広がる
効果を経営に説明できない 使わない場合と比べた工数を、対象の作業ごとに測る 投資判断と展開計画の根拠になる
人によって出来がばらつく 共通ルール・⁠作業の型・⁠手順を、AIが読み込む形で整える 経験に関わらず、同じ手順と品質で進められる
AIの利用を統制できず、本番の開発で使えない 利用をGitHub Copilot経由に集約し、権限・⁠変更履歴・⁠記録を設計する 監査に耐える形で、大手企業の開発に組み込める
支援が終わると、やり方が残らない 指示・⁠手順・⁠仕様の成果物を資産にし、推進役を育てる 貴社のチームで改善と展開を続けられる
経営層・⁠事業部門 開発の期間と費用の見通しが立てやすくなり、AIへの投資効果を数値で確かめられます。
開発部門の責任者 チーム全体の進め方と品質をそろえ、効果を測りながら他のチームへ広げられます。
開発者 調査や定型作業をAIに任せ、設計や判断、確認に時間を使えます。
情報システム・⁠統制部門 利用者・⁠モデル・⁠機能の範囲を決め、変更履歴と利用記録で説明責任を果たせます。

09/業界ユースケース

製造・⁠金融・⁠交通インフラ・⁠データ活用での使い道と、向いている企業

業界・⁠領域よくある開発の悩みGitHub Copilotでの使い道
製造(電機・⁠車載) 長く使われてきた既存システムの改修で、影響範囲の調査に時間がかかる。開発の自動化の仕組みが古い 影響範囲の調査と設計書の作成をAIで進め、テストと反映の自動化をGitHub Actionsへ移す
金融・⁠保険 統制要件が厳しく、AIの利用記録と変更履歴を説明できる必要がある 利用をGitHub Copilotに集約して権限と記録を管理し、実プロジェクトで使い方を指導する
交通・⁠インフラ(新規事業) 短い期間で新しいサービスを立ち上げたいが、品質は落とせない 仕様を起点に設計・⁠実装・⁠レビューの全工程へAIを組み込む(JR東日本 HirakeBAの事例)
データ活用(全業種) データ基盤の処理やテスト、手順書の更新が手作業で追いつかない Microsoft Fabricの処理の作成、テストの作成、手順書の更新にGitHub Copilotを使う
システム移行(全業種) 古い言語で書かれたシステムの仕様が分からず、移行の見積もりが立たない 既存プログラムから設計書を起こし、新しい言語への作り直しを進める(マイグレーションAIエージェント)
向いている企業 ・GitHub Copilotのライセンスはあるが、利用や効果にばらつきがある・既存システムの改修や移行など、調査と資料作成の負担が大きい開発を抱えている・上場企業・⁠大手企業で、AIの利用に統制と説明責任が求められる・AIを使った開発のやり方を、外部に頼らず社内に残したい
別の方法が合う場合 ・開発を外部に全面委託しており、社内に開発チームを持つ予定がない・プログラム開発ではなく、文書作成や会議の要約が主な目的(この場合は[[Microsoft 365 Copilot|ccamp]]の活用を支援します)・まず小さく試すだけで、業務への適用や効果測定は予定していない
最初の打ち合わせで伺うこと
Q. GitHub Copilotのライセンスは導入済みですか。何名が日常的に使っていますかQ. 最も時間がかかっている開発作業は何ですか(調査・⁠設計書・⁠改修・⁠テストなど)Q. 開発ルールや設計の書き方は、文書になっていますかQ. AIの利用について、社内の統制・⁠監査の要件はありますかQ. 効果を誰に、どの指標で報告する必要がありますかQ. テストと本番反映の自動化の仕組みは何を使っていますか

10/想定ROI

実業務での工数の実測と、開発チーム単位の削減試算

電機メーカーでの支援では、対象とした19の作業について、GitHub Copilotを使わない場合に担当者が想定した工数と、実際にかかった工数を比べました。あわせて、開発者20名のチームを想定した年間の試算を示します。

区分作業使わない場合使った場合削減
実測 既存システムの調査・⁠設計書の作成・⁠レビュー(17作業) 14.9時間 2.6時間 ▲83%
実測 実際の改修2件(影響の分析から実装・⁠レビューまで) 96.0時間 40.0時間 ▲58%
実測 対象19作業の合計 110.9時間 42.6時間 ▲62%
試算 既存プログラムの調査・⁠影響範囲の分析 20名 × 月8時間 = 年1,920時間 年960時間 ▲50%
試算 設計書・⁠手順書の作成と更新 20名 × 月6時間 = 年1,440時間 年720時間 ▲50%
試算 テストの作成 20名 × 月6時間 = 年1,440時間 年860時間 ▲40%
試算 変更内容の確認(レビュー) 20名 × 月4時間 = 年960時間 年670時間 ▲30%

実測は対象19作業の結果で、業務全体の削減量ではありません。試算の効果は、最初の診断で貴社の現行工数を測って算出します。

11/他の手段との違い

ライセンス配布のみ・⁠研修のみ・⁠個人任せの利用との比較

進め方特徴起きやすいこと
ライセンスの配布のみ すぐに始められ、費用はライセンス代だけ 使う人と使わない人の差が広がり、効果を測れない
研修のみ 基本的な使い方を全員に伝えられる 研修の例と実際の業務が結びつかず、現場で使われなくなる
各自が好きなAIツールを使う 開発者が使い慣れたツールを選べる 利用記録と権限を管理できず、統制の要件を満たせない
当社の支援 実際の業務に適用し、効果を測り、ルールと統制を整え、推進体制まで作る 最初に対象業務の選定と現行工数の把握が必要

ほかのAI開発ツールと併用する場合も、利用をGitHub Copilotに集約すると、権限・⁠変更履歴・⁠利用記録を1か所で管理できます。Claude Codeなどを使う開発は、Claudeソリューションで支援しています。

12/ガバナンス

アクセス管理・⁠変更管理・⁠監査証跡とマルチモデル運用のルール

上場企業や大手企業の開発では、内部統制報告制度(J-SOX)などの観点から、誰が作り、いつ何が変わったかを後から説明できる状態が求められます。当社は、AIの利用をGitHub Copilot経由に集約し、統制を前提とした開発と運用の設計を標準化しています。

利用の集約 AIの利用をGitHub Copilot経由に集約し、どのモデルを使った場合も、同じルールで権限と記録を管理します。
アクセス管理 利用者、使えるモデル、機能の範囲を組織の管理設定で決めます。社員の認証はMicrosoft Entra IDと連携できます。
変更管理 AIが作った変更も、変更案として人が確認してから取り込みます。重要な部分は必ず人が確認する決まりを設けます。
監査証跡 誰が・⁠いつ・⁠何を行ったかを、GitHub上の変更履歴と利用記録で追えるようにします。
安全面の検査 AIが作ったプログラムにも、人が書いたものと同じ基準で、秘密情報の混入や弱点の検査を行います(GitHub Advanced Security)。
マルチモデルの運用 作業に合わせてOpenAIとClaudeのモデルを使い分け、費用を抑えるとともに、1つのモデルの障害や仕様変更でも開発を止めない体制にします。

13/当社について

GitHub認定パートナー・⁠Agentic DevOps Specialization取得企業としての開発支援

GitHub認定パートナー GitHubテクノロジーパートナーに続き、2025年10月にGitHubチャネルパートナーに認定されました。GitHubソリューションとして、導入から運用、AI駆動開発までを支援しています。
Microsoftの上位パートナー認定 「Agentic DevOps with Microsoft Azure and GitHub」「AI Platform on Microsoft Azure」の2つのSpecializationを取得しています。2024年に「AI イノベーション パートナー オブ ザ イヤー」を受賞しました。
2023年からの全社利用 2023年4月にGitHub Copilotを全社に導入し、同年の社内調査では回答者の63%が業務効率の向上を実感しました。自社での利用から得た知見を、お客様の支援に生かしています。
開発の標準と独自の基盤 設計からGitHub Copilotでの実装までをつなぐSAIDDar、移行を一続きで進めるSyncLect Agentic Migration Harnessを提供しています。
技術知見の公開 GitHub Copilotの指示の整え方、モデルの比較、業務情報との連携の検証結果を、技術ブログや登壇資料で公開しています。

14/はじめ方

現状診断から他部門への展開までの5ステップのスタートプラン

全員に一斉に配るのではなく、効果の見えやすい1つのチームと業務で始め、測った効果と整えたルールを型にしてから広げます。

1
STEP 1 現状診断 ライセンスの利用状況、時間のかかっている開発作業、開発ルールの文書化の状況、統制の要件を確かめます。効果を比べる基準となる現行工数もここで測ります。
2
STEP 2 対象業務とチームの決定 効果が出やすく測りやすい業務と、最初に取り組むチームを決め、成功の基準を合意します。
3
STEP 3 ルールの整備と実業務での適用 AIが従う指示を整え、対象の作業で一緒に使います。必要に応じて、外部ツール連携の構成を比べて選びます。
4
STEP 4 効果測定と統制の整備 使わない場合と比べた工数と品質を測り、権限・⁠変更管理・⁠記録の運用ルールを固めます。
5
STEP 5 他部門への展開と内製化 整えた型と推進役をもとに他のチームへ広げます。X-Tech FDEで現場に入り込んで伴走します。

AIエージェントの試作から始めたい場合は、HWS Agent Camp(約2週間の事前準備と2日間の集中開発)を使えます。業務部門でのCopilot活用は、HWS Copilot Agent Campで支援します。

15/関連ソリューション

GitHubソリューション

GitHubで、 開発の流れを変える。

GitHubソリューション. GitHubの導入・⁠運用から、Agentic DevOps、AI駆動開発までを支援します。

AI駆動開発ソリューション

AI駆動開発を、 組織の標準能力に。

AI駆動開発ソリューション. 開発の工程全体にAIを組み込み、推進組織(CoE)づくりまで支援します。

SAIDDar

設計から実装まで、 組織の型にする。

SAIDDar. 提案・⁠設計の成果物を作業単位に分け、GitHub Copilotでの実装へつなぐ開発標準です。

GitHub Advanced Security

AIが書いたコードも、 同じ基準で守る。

GitHub Advanced Security. 秘密情報の流出防止と、プログラムの弱点の検査を、導入から運用まで支援します。

SyncLect Agentic Migration Harness

古いシステムの移行を、 一続きで進める。

SyncLect Agentic Migration Harness. 解析・⁠設計・⁠生成・⁠テスト・⁠検証を、AIと専門人材の判断でつなぐ移行の基盤です。

Claudeソリューション

統制したまま、 Claudeを開発に。

Claudeソリューション. GitHub Copilot経由のClaude利用を含め、権限・⁠記録を共通のルールで運用します。

HWS Copilot Agent Camp

業務部門のCopilotを、 現場の戦力に。

HWS Copilot Agent Camp. Microsoft 365 CopilotとCopilot StudioでのAIエージェント作りを、現場に伴走して移します。

HWS Agent Camp

2日間で、 AIエージェントを試作する。

HWS Agent Camp. 専門エンジニアが伴走する2日間の集中開発で、業務に合わせたAIエージェントを試作します。

16/よくあるご質問

Q. GitHub Copilot(ギットハブ コパイロット)とは何ですか。 A. ソフトウェア開発の作業をAIが支援する、GitHub公式のサービスです。プログラムの続きの提案、対話での質問、作業を任せるエージェント、変更内容の確認などの機能があります。AIのモデルは作業に合わせて複数から選べます。
Q. Microsoft 365 CopilotやCopilot Studioとは何が違いますか。 A. GitHub Copilotは開発者がプログラム開発で使うもの、Microsoft 365 CopilotはWordやTeamsなどの業務アプリで社員が使うもの、Copilot Studioは画面の操作で業務用のAIエージェントを作るものです。業務部門での活用はHWS Copilot Agent Campで支援しています。
Q. BusinessとEnterpriseのどちらを選べばよいですか。 A. 利用人数、社内のプログラムをAIにどこまで参照させたいか、管理の細かさで判断します。料金や機能の範囲は改定されることがあるため、導入時に最新の公式情報を確かめたうえでご提案します。
Q. ライセンスは導入済みです。どこから支援を受けられますか。 A. 利用状況と、時間のかかっている開発作業の確認から始めます。対象の業務を決め、実際の作業で一緒に使いながら、AIが従うルールの整備と効果測定を進めます。
Q. 効果はどのくらい出ますか。 A. 電機メーカーでの支援では、対象とした19の作業で、担当者が想定した110.9時間に対し実績42.6時間でした。業務全体の削減量ではないため、貴社では最初に現行工数を測ってから効果を算出します。
Q. 社内の統制・⁠監査の要件に対応できますか。 A. AIの利用をGitHub Copilot経由に集約し、アクセス管理・⁠変更管理・⁠監査証跡を前提とした開発と運用を設計します。当社では、大手事業者を含む複数の受注案件でこの形で実運用しています。
Q. OpenAIとClaudeのモデルを使い分けられますか。 A. はい。作業に合わせて使い分けることで、費用を抑えるとともに、1つのモデルの障害や仕様変更でも開発を止めない体制にできます。Claudeの活用はClaudeソリューションでも支援しています。
Q. 外部ツールとの連携(MCP)は追加したほうがよいですか。 A. 必ずしも良くなるとは限りません。当社の比較では、追加した構成のほうが費用が1.4〜1.7倍になり、成功率も標準の構成を下回りました。作業ごとに品質と費用を比べて選びます。MCPの設計・⁠導入も支援しています。
Q. 研修だけをお願いすることはできますか。 A. はい。ハンズオン研修と教材の作成から始められます。研修のあとに実際の業務で使う段階まで進めると、現場での定着につながりやすくなります。

GitHub Copilotの活用・⁠定着のご相談

対象業務の選定、実業務での効果測定、開発ルールの整備、統制の設計、研修・⁠内製化まで、貴社の状況に合わせてご提案します。

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