QnAMaker
カスタム開発

Webやマニュアル情報から
QA形式に自動変換するAzureチャットボット開発

QnA Makerとは

Webやドキュメントファイルから
Q&Aを自動抽出できるボットサービス

QnA Maker」は、Microsoft Azure Cognitive Servicesの自然言語認識+ボットサービスです。

ユーザーが自由入力形式で質問した文章内容を加味し、回答を行う対話型Q&Aボットをノーコードで構築する事ができます。

昨今様々なボットサービスが登場していますが、QnAMakerは、半構造化されたWebのURLやドキュメントファイルを読み込み、自動的にQ&A形式に取り込む特徴があり、ボット構築時の面倒な登録作業を短縮する事ができます。
既にトークスクリプトやサービスマニュアルを保有しており、その情報からボットを構築するような場面において選ばれやすい技術です。

QnA_bot_image500S.jpg

QnAMakerの特徴

多彩なコンテンツデータソース

チャットボット作成において「Q&A」を手入力して、労力を消費していませんか?
ボットに最初の知識を与える工程はQnAMakerを利用して自動化しましょう。

WebのURL(FAQ、ハウツー記事、トラブルシューティングの記事)や、 PDF/Wordファイル(製品マニュアル、パンフレット、論文、チラシ、サポートガイド)、 Excel、txt、tsvファイルなど多彩なデータソース(半構造化コンテンツ)から質問と回答のペアを自動的に抽出します。



qnamaker_datasource_image500S.jpg

ナレッジベース構築

QnAMakerにおいて、QuestionとAnswerのセットとQAに付随するメタタグ情報を併せて「ナレッジベース(KB)」と呼称されます。
メタタグ情報は、回答の選択肢をフィルタリングを行い、適切なマッチングを行いやすくしています。
QnAMakerではナレッジベースを作成し、様々な角度から回答できるように編集・トレーニングを繰り返していき、テスト済のナレッジベースはRESTベースで公開する事ができます。

Azureの技術的にはナレッジベースの検索に「Azure Search」、公開時に必要となるWebAPI利用に「Azure App Service」が使われています。

QnA_bot_KB_image500S.jpg

マルチチャネル展開

QnAMakerはAPIベースだけでなくAzureBotServiceを利用する事で、ボットとして公開する事ができ、複数のチャネルでトレーニング済みのナレッジベースを公開可能です。

これにより、独自の仮想アシスタントとして様々なチャネルで利用できます。
任意のWebページ、モバイルアプリは勿論、Office365の電子メール、Webチャット、Microsoft Teams、LINE、Slack、TwilioSMS、Googleハングアウト、Webex、WeChat、Cortana、Facebook Messengerなど、さまざまなサービスに接続できます。

Multi_chat_image450S.jpg
question.png

マルチターン

ユーザーの質問内容によっては、一問一答形式だけでは回答できない場合でも、マルチターン機能により「聞き返し」や「選択肢提示」が可能です。

active_learning_200Sq.jpg

アクティブラーニング

ユーザーの明示的なフィードバックや、未回答が多い質問に関して、「このQA登録をしておいた方が良い」と提案を行い、改善作業の効率化が可能です。

Analytics_gamen_image_180S.jpg

アナリティクス

Application Insightsによりチャット内容のログ収集・蓄積を行い、PowerBIで可視化を行う事で、分析を行う事が可能です。

translater2.png

多言語サポート

日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語など53言語をサポートしています。

QnAMakerカスタムソリューション

LUIS×QnAMaker
複数ナレッジベース参照切り分け

QnAMakerのナレッジベースは複数のナレッジベースを簡単に作成できるものですが、大きくなるにつれ、どのナレッジベースを参照するのかトリガーを引く必要があります。

その課題はAzure LUIS(Language Understanding)を利用して人の発言の意図(インテント)を認識し、意図に合わせたナレッジベース参照を行う事ができます。

Bot_rooting_image450S.jpg

SyncLect×QnAMaker
専門用語辞書登録の追加

マルチAIプラットフォーム「SyncLect(シンクレクト)」のCMS機能と連携させることで、業界用語や専門用語、社内略語、固有名詞などを補完する事ができます。

辞書だけでなくSyncLectに搭載される様々な機能をSyncLectと繋ぐ事で、 QnAMakerだけでは手が届かない所まで拡張性のあるカスタム開発を実現します。

SyncLectを詳しく見る

synclect_logo_square_rgb_340.png

ChatAnalyzer×SyncLectによる
チャット情報からの辞書作り

ChatAnalyzer(チャットアナライザ)では、チャット情報のテキスト情報を解析して、チャット内分析を行う事ができます。

その内、多発しているキーフレーズ抽出とQnAMakerの未回答情報のパターンマッチングを自動的に行い、SyncLectが辞書登録するよう提案を促したり、自動的に辞書情報蓄積を行う事ができます。

ChatAnalyzerを詳しく見る

Teams_Chat_Analyzer500.png

音声ユーザーインターフェース×QnAMaker

QnAMakerで構築したナレッジベースは、Amazon Alexa、Googleアシスタント、LINE Clovaと言った音声アシスタントスキルとバックエンド連携させる事ができます。

AlexaやGoogleアシスタントの対話コンテンツをイチから用意していませんか?

スマートスピーカーアプリ開発を詳しく見る

VUI_image_450S.jpg

PowerApps×QnAMaker

QnAMakerで作成したナレッジベースをボットコネクタで利用することにより、 PowerAppsアプリに簡単にQAコンテンツを追加する事ができます。

弊社ではPowerAppsカスタム開発を企業向けに開発しており、拡張アプリケーション開発からPowerPlatform連携のカスタムまで幅広く対応しております。

PowerAppsカスタム開発を詳しく見る



PowerApps_256x256.png

Teams×QnAMaker

Microsoft Teamsは、Office365のチャットベースワークスペースです。
QnAMakerで作成したナレッジベースをボットコネクタ化し、ノーコードでTeamsにボットを追加する事ができます。

当社では、Microsoft Teamsのカスタムアプリ開発を企業向けに開発しており、Teamsを使った様々な業務効率化に繋がるアプリケーションを提供しています。

Teamsカスタム開発を詳しく見る



Teams_logo_500_325.jpg

SyncLect NLP×QnAMaker

BERT、XLNet、fasttext、Word2Vecなど独自自然言語解析を行い、QnAMakerのナレッジベースと共存させる事で、ナレッジQAの独自カスタムを行う事ができます。
当社では、ディープニューラルネットワークを用いた文章解析AIサービス「SyncLect NLP」でモデレータの判断する有害性のあるコメントを自動判別させたり、スパム認識を行ったり、日本語文章解析を行っております。

SyncLect NLPを詳しく見る

SyncLect_NLP_logo450_279.png

Azureマネージドサービス

エンタープライズにおいては、QnAMakerのナレッジベースを公開していく際に、セキュリティを加味したAzureインフラストラクチャ構成を考え、運用保守・メンテナンスが必要になる場面もあります。

当社は、マイクロソフトのパートナープログラムの認定制度である 「Gold Cloud Platform コンピテンシー」取得企業として、Azureのインフラ構築、運用管理、保守や障害時の対応などシステム管理を一括して請け負うAzureマネージドサービスを行っています。

Azure PaaS開発を詳しく見る

MS_Partner_gold_competency_gold4.png