書籍を探すお手伝いPepperロボットブックサーチ
パシフィコ横浜で11月10日から12日に開催された図書館関連の国内最大イベントである第17回 図書館総合展にて株式会社文祥堂様と共同で開発を行ったロボットブックサーチを使い、展示会でデモを行いました。
株式会社文祥堂様は、「人 × 情報 をリンクさせるトータルプランニングサービス」を行っており、移動棚分野でトップシェアを保持し、さまざまな分野への3万件を超える納入実績と安心のアフターサポートで、人と情報が快適につながる空間づくりをご提供されております。
今回の図書館総合展では、そんな株式会社文祥堂の「電動式移動棚」とPepperならではのユーザーインターフェースを活かした機械と機械のコラボレーションを実現しました。
Pepperの役割
製品との連動
今回、Pepperは製品を紹介するだけではなく、製品である「電動式移動棚」と連動させて実践紹介を行いました。
呼び込みによる集客を行った後、人の顔をキャッチすると挨拶、胸にあるタブレット、頭カメラからのQRコード読込、音声認識などPepperの特技を活かし、探したい書籍を探します。
お目当ての本を見つけたら、Pepperのコミカルな動きと声の合図と共に「電動式移動棚」が動き出し、目的の本を探し出してくれます!
こちらはPepperが検索された書籍データを「電動式移動棚」へ送信するといった連動を行っております。
Pepper導入による効果
機械 × Pepper
来場者に楽しんで頂くポイントの1つとして今回、株式会社文祥堂様の「電動式移動棚」とPepperが連動し「ロボットが本棚を動かす」ということで話題を呼びました。
無機質に書籍を探すのではなく、ロボットを通じて書籍を探すエンターテイメント性の溢れる空間を創ることに成功しました。
他の書籍データとも連動できるような思想でシステム連携を行っており、様々な場面で書籍探しのお手伝いができる仕組みになっております。
人気の高さ
展示会期間中、Pepperの周りには人で賑わっており、デモを通じて沢山の人がPepperと触れ合い、書籍を探すと言う行動を多く取って頂けました。
特に女性人気が高く、お客様を巻き込んだブース全体のエンターテイメントへと繫がりました。
また、Pepperとの会話やスムーズな動きからお客様の集客にも繋がり、ちょっとした場面で楽しさを発揮し、話題性と満足度に貢献ができました。
当社が考えるPepper活用事例
IoTの入口にロボットを
IoT(モノのインターネット)市場は2020年までに365兆円の市場規模まで膨らむと予測されている、注目の市場です。
当社は、来るIoT時代に向けてPepperがIoTの入口として活躍できないかと思い、本開発を行いました。
ロボットに話しかけると、人の言語からデータを取得し、データ連動するハード機が実行してくれるような、エンターテイメント性の溢れるIoT体験を提供しております。