エッジAIセンシングプラットフォームAITRIOS™
ソリューション
AITRIOS™の導入、DX企画、AIアプリ統合開発、
サブシステムのモジュール提供を行います
AITRIOS(アイトリオス)とは
効率的な開発・導入を支援する
エッジAIセンシングプラットフォーム
「AITRIOS」は、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、SSS)が提供するAI処理機能を搭載したインテリジェントビジョンセンサー「IMX500」や、AIカメラなどのエッジデバイスを活用したセンシングソリューションの効率的な開発・導入を可能にするプラットフォームです。
AITRIOSには開発環境、マーケットプレイス、クラウドサービスなどソリューションの開発に必要なものを集約しており、エッジAIにおける高性能で信頼性の高いソリューション構築を実現します。
IMX500は、イメージセンサーとして世界初となるAI処理機能を搭載したインテリジェントビジョンセンサーです。IMX500は、イメージセンサーにAI処理機能を搭載することで高速なエッジAI処理を可能にし、 必要なデータだけを抽出することで、クラウドサービス利用時におけるデータ転送遅延時間の低減、プライバシーへの配慮、消費電力や通信コストの削減などを実現します。
本製品を採用することにより、AI機能を実装したカメラの開発が可能となり、小売業界や産業機器業界における多様なアプリケーションの実現や、クラウドと協調した最適なシステムの構築に貢献します。
事例
AITRIOS×棚分析/行動解析を活用したローソン店舗DX
ヘッドウォータースは、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、画像認識のコア技術開発とエッジAIカメラソリューションを提供するAWL株式会社とともに、株式会社ローソンの店舗におけるAI活用による個店最適化への貢献をめざし、エッジAI技術搭載デバイスなどを活用した店舗運営支援のための実証実験を、2023年3月から8月まで東京都・神奈川県内の7店舗で実施しました。
AITRIOSならびにマイクロソフト社のMicrosoft Azure(クラウドプラットフォーム)を用いることで商品棚の状況を効率的に自動検知し可視化したほか、顧客の店内動線や滞留時間などの行動データをAI技術により解析し、これらのデータを店舗施策の改善に活用するためのプロセス構築に取り組みました。

セブン‐イレブンなどコンビニ500店舗への
視認検知ソリューション
「AITRIOS™」とインテリジェントビジョンセンサー「IMX500」を活用した視認検知ソリューションの導入支援サービスの提供を行い、コンビニエンスストア500店舗へ導入しています。同ソリューションは、来店客のデジタルサイネージ(看板)に向けられた視認を自動検知し、視聴人数や視聴率を把握するソリューションです。センサーのAI機能で検知エリアに入った買い物客の数、看板を見たかどうか、看板を見るために立ち止まった人の数、どのくらいの時間見ていたかなどのデータポイントを収集します。個人を特定できる画像データを出力しないため、プライバシーを守りながら、洞察力に富んだ測定が可能です。

2024年物流問題に対応する荷役時間の把握に向けた
車番認識ソリューションパッケージ
物流業界では、トラックドライバーの残業制限により輸送力低下が危ぶまれる「2024年問題」の解決が課題となっており、2030年に約35%の荷物が運べない可能性を秘めた問題となっています。そんな中、物流事業者や荷主事業者は、荷待ちや荷役作業にかかる時間を把握し、短縮に努めることが定められています。
そのような課題を解決するのがAITRIOSを活用したトラックバースにおける待機時間や荷役時間の把握に向けた、ゲート車番/バース車番認識パッケージソリューションです。
AIカメラを設置し車番検知により入退場情報や荷役にかかった時間を自動的に記録・管理を行います。

崇城大学IoT・AIセンターと 熊本の地域DXを推進
ヘッドウォータースは、崇城大学IoT・AIセンター、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、FastLabel株式会社と共同で、SSSの最先端センシングテクノロジーを活用した熊本の地域DXを推進するパートナー事業を行いました。
最先端テクノロジー並びにAITRIOSを活用したDX人材の育成、テクノロジーを体験できるショールームの開設などDXハブの構築事業、人検知システムやデジタルツインの推進を行う地域DXの開発事業などを推進しております。

当社のできること
SyncLectシリーズへの活用
ヘッドウォータースは、店舗やオフィス、製造ラインのスマート化を支援するエッジAIソリューション「SyncLectシリーズ」を提供しています。このSyncLectシリーズに「AITRIOS」と「IMX500」を活用することで高性能のセンシングソリューションを効率的に開発することが可能となりました。
「AITRIOS」と「IMX500」を活用したエッジAIソリューションは、エッジAIデバイスで収集した大量のデータを画像解析することで、店舗における商品管理やお客様の属性検知、設備メンテナンスを行うためのデジタルツイン、製造ラインにおける不良品検知といった様々な活用シーンで高い成果を出すことが期待でき、既に複数の顧客企業へ導入が進んでおります。

Console Developer Editionの活用
ヘッドウォータースは、SSSが2022年11月より日本で「AITRIOS」を構成する有償サービスとして提供を開始した「Console Developer Edition(コンソール デベロッパーエディション)」を導入しています。これは、主にアプリケーションデベロッパーやAIデベロッパーによるソリューション開発と運用を支援するものとなります。
これによりSSSが保有するクラウドインフラ上でエッジデバイスのセットアップやクラウドへの接続、アプリケーションやAIモデルの開発、ソリューションの運用を手軽に実施できる環境を構築し、SSSが掲げる「パートナー企業と共にセンシングソリューションの社会実装を加速していく」という目標実現に向けた取り組みを始めています。

共同イノベーションラボ参加による技術力の強化
ヘッドウォータースは、SSSと日本マイクロソフト株式会社 (以下、マイクロソフト)が手掛ける共同イノベーションラボに参加しています。共同イノベーションラボではソニーとマイクロソフト両社から技術エンジニアの支援を受け、「AITRIOS」と「IMX500」、およびMicrosoft Azure 上で提供するAIサービス 「Azure Cognitive Services (人間の認知機能を API として利用可能) 」を使ったトレーニングと技術検証を行っています。

リテールDX/
スマートストア企画開発
世界のスマートリテール市場規模は134,347.9百万米ドルに達し、2021年から2028年までのCAGR(年間平均成長率)は27.7%になると予想されています。
ヘッドウォータースは、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションと業務提携を行い、AIやIoTと言った最新テクノロジーを採用することで、店内のショッピング体験向上、顧客行動のデジタル化、非接触型決済を始めとする購入プロセスの簡略化、コロナ対策などデジタル活用の取り組みに向けて、「リアル」と「デジタル」が融合した様々なスマートストア企画開発を行っております。

建設DX
スマートビルディング企画開発
世界のスマートビルディング市場は2022年から2029年までの期間中、年間平均成長率(CAGR)22.2%で成長し、2029年には3286億$の市場規模に達すると予測されています。
ヘッドウォータースでは、大成建設様の「LifeCycleOS」パートナーに認定されています。IoTやAI、ビッグデータ、デジタルツインなどの先端技術を活用することで、効率的な管理が自動化プロセスによって実現される建物プラットフォーム構築に取り組んでいます。

スマートシティソリューション
スマートシティは、デバイス、建物、交通、輸送、公共事業など都市機能から収集されたデータにデジタル処理を施し、市民にとって利便性のあるサービスへ返還する事で、住みやすい街づくりを目指す取り組みです。
ヘッドウォータースでは、大阪府や熊本県のスマートシティを中心に、AITRIOSを活用した熊本の地域DXを行い、最先端テクノロジーを活用したDX人材の育成事業、最先端テクノロジーを体験できるショールームの開設、地域DX・AIに向けたサービスシステム開発やデジタルツインの推進を行っていきます。
