店舗活用事例株式会社アダストリア様
BLISS POINT コレド日本橋(東京都中央区日本橋1-4-1 コレド日本橋B1F)においてスタイリング紹介・会員入会促進を行うPepperアプリを開発しました。
株式会社アダストリアが運営するブリスポイントは、 大人がファッションを楽しむためのアーバンリュクスなトレンドをミックスしたスタイルで、着まわしの利くベーシックなアイテムとワールドトレンドを盛り込んだアイテムでご提案するアパレルブランドです。
アダストリア様は、Pepperを使った新しい試みを模索し、複数ブランドでPepperアプリを展開しております。
アパレルブランドならではのPepper活用方法として、様々な機能を開発しております。
<ブランド基本情報>
ターゲット:20代後半~40代の男女
プライスゾーン:モデレート
ロケーション:路面・ショッピングセンター
標準店舗面積:150坪~200坪
国内店舗数:12店舗(2016/12末、WEB店舗除く)
「ファッションの紹介役」
今回のPepperはアイテムやスタイリングの紹介役。
「このジャケットはこんなスタイリングがおススメ!」
など、 アイテムの紹介だけでなく、そのアイテムやシーンにあったコーディネートまで紹介することでお客様の購買動機を促すPepperアプリです。
紹介時には、お客様の顔情報から性別認識をした上で紹介を行っており、紹介後もお客様の表情認識からコメントを変えるような仕組みになっています。
コーディネート情報は、実際に店舗スタッフのノウハウを活用する事で、よりリアリティのあるスタイリング紹介ができるアプリになっております。
<ECサイト会員誘導>
株式会社アダストリアが運営するECサイト[.st]をPepperから促す事で、会員獲得へ寄与するアプリとなっています。
店舗の前を通りかかって購入する、もしくは、購入前の新規浮遊客に対して、ECサイトへの会員化を促す事で、リピーター獲得活動を行い、よりビジネスへの貢献ができるアプリを開発しました。
会員獲得の為に、期間限定クーポンをフックとさせる事で、お客様の動機付けを行っており、リリース初日から一定の成果を見せました。
<運用性を高める取組>
アパレルブランドでは、季節ごとやキャンペーン毎に提案する内容が多く変化するため、Pepperが紹介するアイテムも随時更新する必要がありました。
その為、弊社製品「クラウドロボティクス」のCMS機能をカスタム活用しており、季節ごとに呼び込みパターンや紹介内容を簡単に更新することで週替り/月替りで変更するコンテンツにも対応できるようになっています。
また、呼び込みパターンをデフォルトセットで30パターン以上用意したりPepperのタブレットに表示される商品画像は、ECサイトで運用されている商品画像をそのまま活用できるなど、運用性を高める工夫も施されております。
「クラウドロボティクス」のCMS機能では、呼び込みパターン、商品情報、商品に紐づくカテゴリ情報、タブレットに表示する画像情報を管理しており、クライアント企業の運営管理者側のPCで操作や更新が可能になっています。
<ロボティクスO2Oへの挑戦>
ロボットは、アナログとデジタルを繋げるソリューション
今回のアプリで挑戦したのは、大きく2つあります。
1つ目は、実際にECサイトで運用しているファッションコーディネートデータを活用し、ロボットに細やかなファッション紹介要素を持たせた事。
2つ目は、実店舗の来店客に対して、ECサイトへの会員誘導を行った事です。
当社は、ロボットはアナログとデジタルの境界線にあるソリューションと位置づけており、 コミュニケーションを通した様々なレコメンドを行うPepperアプリになりました。
ビジネスの現場にロボットを浸透させられるかがロボット普及のキーとなっており、今後も新たな取組をして行きたいと考えています。